無口な自衛官パイロットは再会ママとベビーに溺愛急加速中!【自衛官シリーズ】
いつの間にか用意されていた花束を手に、美月も長い時間涙を流し続けた。
送別会の準備の裏で美月には内緒で計画されていた、美月と碧人の結婚祝い。
バイトのみんなで製作したというウェディングケーキは苺まみれの三段重ね。
蓮人はもちろん、日葉里の子どもたちも大喜びだった。
実は両家の両親たちがわざわざやって来たのは、この祝いの席に参加するためだった。
計画を事前に知らされていた碧人から連絡を受け、その場で参加を決めたそうだ。
今日岡崎から花束の受け取りを頼まれたのも、美月が確実に店を留守にしている間に必要な準備を進めるためだったらしい。
「泣きすぎ」
こっそりと用意されていた金屏風前の席に座り、いつまでも涙が止まらない美月の頰をタオルで拭いながら、碧人はクスクス笑う。
「だ、だって。こんなこと、聞いてなかったから、びっくりして」
しゃくり上げながら、美月はじろりと碧人に視線を向ける。
「碧人さんだけ知っていたって、ずるいです」
「そうだな。だけど美月を喜ばせたいって言われたら俺もその気になるし。美月の喜ぶ顔が見たかったし」
「み、見たかったしって、そんな簡単に」
岡崎から計画を打ち明けられてすぐにOKして、その場で連絡先の交換も済ませたらしいが、今日までなにも気づかなかった。
とくに岡崎とは店で長い時間顔を合わせているというのに、まったくだ。
自分の鈍さが情けない。
おまけに木島から美月が責められている時に碧人がいきなり店に飛び込んできたのも、岡崎が碧人にメッセージを送ったからだと聞いた時には、言葉を失うほど驚いた。
「蓮人の苺、サックママにあげるー」
蓮人の弾む声にふと視線を向けると、蓮人は少し離れた席で碧人の両親と一緒にカットされたウェディングケーキを仲良く食べている。
送別会の準備の裏で美月には内緒で計画されていた、美月と碧人の結婚祝い。
バイトのみんなで製作したというウェディングケーキは苺まみれの三段重ね。
蓮人はもちろん、日葉里の子どもたちも大喜びだった。
実は両家の両親たちがわざわざやって来たのは、この祝いの席に参加するためだった。
計画を事前に知らされていた碧人から連絡を受け、その場で参加を決めたそうだ。
今日岡崎から花束の受け取りを頼まれたのも、美月が確実に店を留守にしている間に必要な準備を進めるためだったらしい。
「泣きすぎ」
こっそりと用意されていた金屏風前の席に座り、いつまでも涙が止まらない美月の頰をタオルで拭いながら、碧人はクスクス笑う。
「だ、だって。こんなこと、聞いてなかったから、びっくりして」
しゃくり上げながら、美月はじろりと碧人に視線を向ける。
「碧人さんだけ知っていたって、ずるいです」
「そうだな。だけど美月を喜ばせたいって言われたら俺もその気になるし。美月の喜ぶ顔が見たかったし」
「み、見たかったしって、そんな簡単に」
岡崎から計画を打ち明けられてすぐにOKして、その場で連絡先の交換も済ませたらしいが、今日までなにも気づかなかった。
とくに岡崎とは店で長い時間顔を合わせているというのに、まったくだ。
自分の鈍さが情けない。
おまけに木島から美月が責められている時に碧人がいきなり店に飛び込んできたのも、岡崎が碧人にメッセージを送ったからだと聞いた時には、言葉を失うほど驚いた。
「蓮人の苺、サックママにあげるー」
蓮人の弾む声にふと視線を向けると、蓮人は少し離れた席で碧人の両親と一緒にカットされたウェディングケーキを仲良く食べている。