無口な自衛官パイロットは再会ママとベビーに溺愛急加速中!【自衛官シリーズ】
碧人はつかの間蓮人の顔を見つめた後、表情を引きしめ口を開いた。
「蓮人君の父親は、俺じゃないのか?」
「ちが……」
ごまかそうと口を開いたものの、顔を向けた途端碧人の厳しい表情が目に飛び込んできて、なにも言えなくなる。
「蓮人君は、俺の子。そうだよな」
「……はい」
これ以上ごまかせないと覚悟を決め、美月はうなずいた。
曖昧に言い繕いこの場を乗り切ったとしても、いずれDNA鑑定を求められそうなほどの圧を碧人から感じたのだ。
「やっぱりそうか……」
碧人は小さくつぶやき苦しげに眉を寄せた。
「だったらあの時……しか考えられないな。どうして言ってくれなかった? 俺のことは必要ないとでも……悪い。美月を責めてるわけじゃないんだ」
やはり動揺しているのか碧人は椅子の背に身体を預け、気持ちを落ち着けるように息を吐き出した。
「ごめんなさい」
蓮人の存在が碧人の人生を変えてしまうかもしれない。
それが心苦しい。
「でも、私は碧人先輩になにかをして――」
「ありがとう」
「もらおうなんて思ってなくて……え?」
思いがけない言葉に、美月は言いかけていた言葉を飲み込んだ。
「正直、どう言っていいか……。ただ、蓮人君が俺の子だと思うとうれしい」
「ほ、本当に?」
美月は声を詰まらせた。
「美月が苦労していないわけがないとわかっていても、俺の子を産んでくれていたと思うと……それに蓮人君に会えてうれしい」
碧人は前のめりにそう言って、イーグルの模型をテーブルの上で走らせている蓮人を優しく見つめた。
突然自分に子どもがいたと知って動揺しているはずなのに、それでも蓮人に向ける眼差しは温かい。
蓮人の存在を拒まれても仕方がないと覚悟していたが、受け入れてもらえたようでホッとする。
「蓮人君、誕生日っていつ?」
「蓮人君の父親は、俺じゃないのか?」
「ちが……」
ごまかそうと口を開いたものの、顔を向けた途端碧人の厳しい表情が目に飛び込んできて、なにも言えなくなる。
「蓮人君は、俺の子。そうだよな」
「……はい」
これ以上ごまかせないと覚悟を決め、美月はうなずいた。
曖昧に言い繕いこの場を乗り切ったとしても、いずれDNA鑑定を求められそうなほどの圧を碧人から感じたのだ。
「やっぱりそうか……」
碧人は小さくつぶやき苦しげに眉を寄せた。
「だったらあの時……しか考えられないな。どうして言ってくれなかった? 俺のことは必要ないとでも……悪い。美月を責めてるわけじゃないんだ」
やはり動揺しているのか碧人は椅子の背に身体を預け、気持ちを落ち着けるように息を吐き出した。
「ごめんなさい」
蓮人の存在が碧人の人生を変えてしまうかもしれない。
それが心苦しい。
「でも、私は碧人先輩になにかをして――」
「ありがとう」
「もらおうなんて思ってなくて……え?」
思いがけない言葉に、美月は言いかけていた言葉を飲み込んだ。
「正直、どう言っていいか……。ただ、蓮人君が俺の子だと思うとうれしい」
「ほ、本当に?」
美月は声を詰まらせた。
「美月が苦労していないわけがないとわかっていても、俺の子を産んでくれていたと思うと……それに蓮人君に会えてうれしい」
碧人は前のめりにそう言って、イーグルの模型をテーブルの上で走らせている蓮人を優しく見つめた。
突然自分に子どもがいたと知って動揺しているはずなのに、それでも蓮人に向ける眼差しは温かい。
蓮人の存在を拒まれても仕方がないと覚悟していたが、受け入れてもらえたようでホッとする。
「蓮人君、誕生日っていつ?」