ゲーム課金と不運な私

出会いと勝負

「申し訳ない、君にそう思われていたとは」皇子はしょぼんとしている。か、可愛いかも。いや、ない断じてないから。私はバドゥ様推しだから!そんなことより…「ねぇ、バドゥ様ってどこ?」皇子は私から話しかけてもらえたことが嬉しかったのか即答した「実験室だよ」確かにバドゥ様が行きそうな場所だ。バドゥ様はミステリアスで化学が好きだからね。バドゥ様はツンデレで銀の髪でロングヘア青の魅力的な瞳だ。まさか本人に会えるとは。あぁ、早く会いたい。【たったっ】
着いた「はぁ、はぁ」【ガチャ】いる!美しくすらっと立ち何やら実験をしている様子。「バドゥ様!」私は推しが前にいることに喜び、抱きつこうとした。〔おい〕ものすごく低い声のトーン。私はバドゥ様が怒っていると10秒程で理解した。「え?」私はびっくりして衝動的に後ろに後ずさった。「近づくな、汚れるゴミめ」漫画では見たこともない姿。こんな性格だったっけ?そうだ!こういう時は画面だ!急いで左スクロールをし、画面を出す。すると、『バドゥは実はツンデレでは無く、女嫌いのおこりんぼだよ✌︎』(は?じゃあ今絶対近づいちゃダメじゃん。それを私は…やばい嫌われた。)
でもでも、ゴミってひどくない?
(あ!いいこと思いついた)
「そ、そんなこと言わないでよ!じゃあ明日一日中私と居て!嫌じゃなかったら前言撤回しなさい!」するとバドゥ様は得意げに笑った。「フッ、やってやろうじゃないか」
明日楽しみ!

「ラバリー ふっ、呼んでも無理か」

この時の私は『ザイル』からの私への愛の大きさは知らなかったこんなにも大きかったなんて。そして、私がそれを上回る程ザイルのことが好きになるなんて。
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