パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
「楠木。悪いがひとりで帰ってくれ」
「え、でも……」
彼女は目をまたたかせたが、伊澄さんの剣幕に押され渋々カゴを受け取る。それから私を睨むように見ると、それ以上なにも言わずにひとりでレジへと向かっていった。
「いいんですか?」
「ああ。彼女はただの仕事仲間だ」
伊澄さんはそう言うと、急に真剣な顔をした。それから、声を潜めて言う。
「ふたりは、俺の子か?」
「まさか違います! そんなはずありません!」
言いながら、再び琉星と瑞月を体で隠した。冷汗が背を伝う。どうか、ばれないで。
一段と大きく打ちつける鼓動とともに伊澄さんの視線を受けて止めていると、不意に彼の顔が歪んだ。
だけどそれは一瞬で、彼はすぐに王子様然とした微笑を浮かべる。
「でも、シングルマザーなんだろう? 買い物、手伝わせてくれ」
「え、でも……」
彼女は目をまたたかせたが、伊澄さんの剣幕に押され渋々カゴを受け取る。それから私を睨むように見ると、それ以上なにも言わずにひとりでレジへと向かっていった。
「いいんですか?」
「ああ。彼女はただの仕事仲間だ」
伊澄さんはそう言うと、急に真剣な顔をした。それから、声を潜めて言う。
「ふたりは、俺の子か?」
「まさか違います! そんなはずありません!」
言いながら、再び琉星と瑞月を体で隠した。冷汗が背を伝う。どうか、ばれないで。
一段と大きく打ちつける鼓動とともに伊澄さんの視線を受けて止めていると、不意に彼の顔が歪んだ。
だけどそれは一瞬で、彼はすぐに王子様然とした微笑を浮かべる。
「でも、シングルマザーなんだろう? 買い物、手伝わせてくれ」