パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
【明日朝、九時頃に迎えに行きます】

 昨夜彼から届いたそのメッセージを、今朝も起き抜けに確認し、イメトレ通りに子どもたちを起こす。
 朝食を食べると、私は出かける準備にいそしんだ。

 いつもより丁寧なメークをし終えたところで、私は子どもたちに声をかけた。
 そろそろ、着替えさせなくては。

「瑞月、琉星、出かける準備しようね」

 しかし、目を向けたリビングはやけにしんとしている。そこで私はやっと気づいた。子どもたちが、静かすぎる。

 まさか二度寝⁉

 昨夜は明日が楽しみだと、瑞月も琉星もなかなか寝つかなかった。だから、あり得ないことではない。

 慌てて寝室を見に行くと、子どもたちが押し入れの中の段ボールを漁っていた。
 寝ていなかったことに安堵したけれど、押し入れの周りはぐちゃぐちゃだ。

「なにしてるのかな?」

 理由もなく部屋を散らかす子たちじゃない。私がそっと訊くと、瑞月がにこっとこちらを振り向いた。

「おしゃれなおようふく、さがしてたの」
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