パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
「顔色、だいぶ良くなりましたね」

 目の前で突然微笑まれ、再び胸が跳ねた。

「あ、はい、えっと……」

 どぎまぎしていると、彼は安堵したのかくすりと笑って立ち上がる。

「あの、ありがとうございました! 助かりました」

 私も慌てて立ち上がる。すると、今度は立ち眩みでよろけてしまった。

「おっと、大丈夫?」

 彼は言いながら、私を優しく抱き止めてくれた。
 どきり。先ほどよりも、ずっと大きく胸が跳ねる。
 こんなに男性に接近したのは、初めてだ。

「だ、大丈夫です!」

 慌てて彼の腕から退くと、彼はそっと私の体から手を離した。

「重ね重ねすみません、もう展示飛行の時間ですよね、こんなところで――」

 とんでもないことをしているような気がして早口に言ったのに、彼は私の言葉を遮るようにくくっと笑った。
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