パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
『もう一度俺に愛させて』
私は伊澄さんのその言葉を受け取るだけ受け取って、それが彼の負担かどうかなんて考えもしなかった。
これからは彼の負担にならないようにしよう。
反省しながら手洗いを済ませ、席に戻ろうとドアノブに手をかける。
「だから、俺があの子たちの面倒を見るのは当然だ」
伊澄さんの声が聞こえ、思わずドアノブを回す手を止めてしまった。
「あの人が勝手に産んで、勝手に育てたんですよね? なのに、空賀三佐が責任を感じる必要あります?」
会話の相手は楠木さんのようだ。私を責め立てるような彼女の言葉に、動けなくなる。
「責任、か。俺は――」
伊澄さんがなにか言いかけたところで、瑞月が口を開いた。
「いすみとおともだち、おはなししてるね」
その声にはっとして、子どもたちを見る。ふたりは不思議そうに、私を見上げていた。
だけど、向こうに伊澄さんと楠木さんがいる状況で、子どもたちを連れて出ていく勇気を、私は持っていない。
「ごめん、ちょっと忘れ物しちゃった」
私はおどけるようにそう言うと、慌てて子どもたちの手を引き、お手洗いへ戻った。
私は伊澄さんのその言葉を受け取るだけ受け取って、それが彼の負担かどうかなんて考えもしなかった。
これからは彼の負担にならないようにしよう。
反省しながら手洗いを済ませ、席に戻ろうとドアノブに手をかける。
「だから、俺があの子たちの面倒を見るのは当然だ」
伊澄さんの声が聞こえ、思わずドアノブを回す手を止めてしまった。
「あの人が勝手に産んで、勝手に育てたんですよね? なのに、空賀三佐が責任を感じる必要あります?」
会話の相手は楠木さんのようだ。私を責め立てるような彼女の言葉に、動けなくなる。
「責任、か。俺は――」
伊澄さんがなにか言いかけたところで、瑞月が口を開いた。
「いすみとおともだち、おはなししてるね」
その声にはっとして、子どもたちを見る。ふたりは不思議そうに、私を見上げていた。
だけど、向こうに伊澄さんと楠木さんがいる状況で、子どもたちを連れて出ていく勇気を、私は持っていない。
「ごめん、ちょっと忘れ物しちゃった」
私はおどけるようにそう言うと、慌てて子どもたちの手を引き、お手洗いへ戻った。