パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
 水島さんはミートソーススパゲッティが出来上がると、自分も家族を待たせているからと帰って行った。
 彼は帰り際、客間に寄っていたようだけれど、水島さんから父の様子は聞けなかった。

 私は子どもたちと夕飯を食べた後、もともと私の部屋だった場所に布団を持ち出し、子どもと並んで横になった。

 子どもたちは慣れない環境に興奮しているのか、最初こそ色々な話をしていたけれど、徐々に眠くなってきたのかそのまま夢の中へと行ってしまう。

 ふたりの天使のような寝顔に安堵して、私は起き上がった。
 ここまで送ってくれた大雅にお礼と父の様子を伝えたいし、皿洗いも残っている。
 私はスマホを持ち出すと、ダイニングへ向かった。

 皿洗いを済ませ、ダイニングで大雅にメッセージを送ろうとスマホを取り出す。すると、伊澄さんからのメッセージが届いていることに気づいた。

【お父さんが倒れたと、黒木さんから聞いた。心配している】

 短いメッセージだけど、私を気遣ってくれているのが伝わってくる。私が大変なのを分かって、それだけ送ってくれたのだろう。
< 209 / 292 >

この作品をシェア

pagetop