パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
 琉星は一体、どこに行ってしまったのだろう。
 伊澄さんのおかげで冷静になっていたはずの心が、また凍てついてしまう。

 だけど、泣いてはダメだ。瑞月を安心させてあげなくては。それが、親としてのつとめだと思う。

「千愛里ちゃん、本当にごめんなさい」

 顔を上げると、青い顔をした黒木さんと目が合う。私は首を横に振った。

 この子たちがお腹にいた時からいつも助けてくれる黒木さんを、責めることなどできない。今日だって、お願いしたのは私の方だ。

 暗い空気が漂い、先ほどまで晴れていた空も雲が多くなってくる。すると、私の脚をつかむ瑞月の力がぎゅっと強くなった。

「ママ……」

 縋るような目で見つめられ、私は途方に暮れた。
 母親は私だ。だから、私がなんとかしたいのに、無力な自分が嫌になる。

 私は一体、どうしたらいい?

「千愛里ちゃん、私も琉星くんを捜しに――」

 黒木さんがそう言いかけた時、公園の向こうから走ってくる足音が聞こえた。
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