パパになった航空自衛官は強がり双子ママに一途な愛をわからせたい
 今さら再会して、彼の子どもがいると知られてしまっては、彼の〝今〟を壊してしまうだろう。
 だから、私は彼の幸せを願うだけ。

 私はカフェラテを飲み干すと、子どもたちのお迎えに行かなければと空港を後にした。


 帰りは路線バスでお迎えに行き、そのまま買い物に行く。帰りのバスの時間に合わせて買い物を済ませ、子どもたちが「つかれた」と騒ぎ出す前に帰宅する。
 鉄道が近くに通っておらず、車も持っていない私の日常だ。

 今日もてんてこ舞いの買い物、夕飯、お風呂を終え、子どもたちを寝かしつける。それから、残っていた家事を片付けるために起き上がった。

 お皿を洗い、お風呂を洗ってからコーヒーを淹れる。
 そこでやっと、肩の荷を下ろした。シングルマザーの私にとって、一日で一番落ち着ける時間だ。

 仕事と育児の両立は、慣れないことばかりで戸惑うことも多い。この時間に一日を振り返ると、今日もたくさんの人に助けてもらったなと気づく。

 明日もまた、頑張ろう。愛しい我が子たちの寝息を遠くに聞きながら、私はほうっと息をつき、スマホを手にとった。
 今日は珍しく、大雅からのメッセージを受信している。
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