いきなり三つ子パパになったのに、エリート外交官は溺愛も抜かりない!
気持ちを伝えあった日から、ふたりの仲は急速に進展した。
裕斗は麻衣子にストレートな愛の言葉をささやく。
恋愛経験がない麻衣子にとって、恥ずかしくてたまらないけれど、それ以上に嬉しい。
初めてのキスは、心臓が飛び出しそうになった。緊張しすぎたのか残念ながら記憶があいまいだ。
ただ裕斗が麻衣子を優しく抱きしめてくれた温もりと喜びを覚えている。
愛する人とのふれあいは想像以上に幸せなものだった。
麻衣子は平日は勉学に勤しみ、週末はロンドンの西エリアにある裕斗のフラットで過ごす。
そして恋人の時間を過ごすのだ。昼はロンドンの街で過ごし、一緒に料理をしてお腹を満たし、夜は心行くまで抱き合う。
キスもセックスも、裕斗が優しくリードしてくれた。
彼は緊張にこわばった麻衣子の体に優しく触れ、それまで誰にも許したことがなかった最奥を暴いた。
もう、何度肌を重ねたか分からない。
それなのに愛する人が与えてくれる感覚に、麻衣子が慣れることはなかった。
「……あっ……んんっ」
組み敷かれ、彼の手と唇が肌を這うと、たちまち体が熱を持つ。愛しさがこみ上げ、彼と心も体も繋がりたい気持ちになり、たまらず彼を名を呼んでしまう。
「裕斗さん……」
「どうした?」
裕斗は麻衣子の願いが分かっている。だから嬉しそうに目を細めるのに、じらすかのように、首筋に顔を埋める。
いや、実際本当にじらしているのだ。
いつもは紳士的で寛容な裕斗が、ベッドでは少し意地悪になる。
以前、どうして意地悪をするのか聞いたことがある。
すると彼は「麻衣子の可愛い反応が見たいから」と答えたのだ。
酷いと怒ろうとしたら、麻衣子のいろいろな表情が見たいんだと、愛しさがあふれる目をして続けられたから、すっかり怒る気が失せてしまった。
惚れた弱みというものだろうか。
でもいつまでもやられっぱなしではいられない。