前世で魔王に殺された聖女ですが、ごく平凡な一般人に生まれ変わっても魔王に捕まりました。なんか用ですか?
「誰を好きになったか、言え」
さっき勇気を振り絞って言ったつもりが全然伝わっていないようだ。
目を見て伝えたいが恥ずかしい。だけど今言わないと誤解が大きくなる。
「……貴方」
その瞬間、魔王が飛び退けるようにサラを放した。サラに背を向けて顔を手で覆っている。
「……」
その背中に抱きついた。
「貴方って言ったよ」
「わかった」
魔王が向きを変えようとするのでサラは抱きつくのをやめた。
今度は魔王がサラに抱きついてきた。どちらからともなく手をつなぐ。
「今は毒が回っている影響で何もできないが」
魔王が優しい笑みをサラに向ける。
「サラ、好きだ」
サラは高揚しすぎて気絶しそうなほどくらくらした。瞳が潤んできた。
サラは魔王を見つめながら額をくっつける。
「今更だけど貴方、名前は何というの?」
「……レウだ」
「え? 私の昔の飼い猫と一緒ね」
「なんだそれ」
サラはくすくす笑った。
「レウ」
サラは愛しさを込めて呼んでみた。
「誘惑するな」
「あら、5ヶ月はがまんしてくれるのでしょ?」
「撤廃する」
「卑怯者。約束守ったら何でもしてあげるって思ってたのに」
「本当だな!」
やけに嬉しそうな魔王、サラは頬にキスをした。この攻防戦はあと5ヶ月続いていくようだ。
さっき勇気を振り絞って言ったつもりが全然伝わっていないようだ。
目を見て伝えたいが恥ずかしい。だけど今言わないと誤解が大きくなる。
「……貴方」
その瞬間、魔王が飛び退けるようにサラを放した。サラに背を向けて顔を手で覆っている。
「……」
その背中に抱きついた。
「貴方って言ったよ」
「わかった」
魔王が向きを変えようとするのでサラは抱きつくのをやめた。
今度は魔王がサラに抱きついてきた。どちらからともなく手をつなぐ。
「今は毒が回っている影響で何もできないが」
魔王が優しい笑みをサラに向ける。
「サラ、好きだ」
サラは高揚しすぎて気絶しそうなほどくらくらした。瞳が潤んできた。
サラは魔王を見つめながら額をくっつける。
「今更だけど貴方、名前は何というの?」
「……レウだ」
「え? 私の昔の飼い猫と一緒ね」
「なんだそれ」
サラはくすくす笑った。
「レウ」
サラは愛しさを込めて呼んでみた。
「誘惑するな」
「あら、5ヶ月はがまんしてくれるのでしょ?」
「撤廃する」
「卑怯者。約束守ったら何でもしてあげるって思ってたのに」
「本当だな!」
やけに嬉しそうな魔王、サラは頬にキスをした。この攻防戦はあと5ヶ月続いていくようだ。