大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
「――セシリア、朝よ。起きなさい」
鈴を転がすような声が聞こえて、セシリアは目を開ける。頭はまだもやがかかったようにぼんやりとしている。
「あ、お姉さま。おはようございます……」
目の前に大好きなエレノアの顔があった。
「おはよう、セシリア。あなたがなかなか目覚めないから、アニーが困っていたわ。昨日は、よっぽど疲れていたのね」
アニーとはセシリア付きの侍女だ。着替えやらなんやらを手伝ってくれる大好きな侍女。年はエレノアよりもほんの少しだけ上。
良家の子女は、行儀見習いを兼ねて他家に奉公に出る。アニーは魔法貴族ではないが、子爵令嬢だ。つまり良家の子女に該当する。
魔法貴族の出でない者も、魔法学園とは別の学校に通うことはできる。しかしアニーは学校には通わず、ケアード公爵家へとやってきたのが今から五年前。セシリアが二歳のとき。
アニーは最初からセシリア付きだったわけではない。ただセシリアがアニーが大好きだから、この屋敷の仕事に慣れた頃、両親にお願いしたのだ。
鈴を転がすような声が聞こえて、セシリアは目を開ける。頭はまだもやがかかったようにぼんやりとしている。
「あ、お姉さま。おはようございます……」
目の前に大好きなエレノアの顔があった。
「おはよう、セシリア。あなたがなかなか目覚めないから、アニーが困っていたわ。昨日は、よっぽど疲れていたのね」
アニーとはセシリア付きの侍女だ。着替えやらなんやらを手伝ってくれる大好きな侍女。年はエレノアよりもほんの少しだけ上。
良家の子女は、行儀見習いを兼ねて他家に奉公に出る。アニーは魔法貴族ではないが、子爵令嬢だ。つまり良家の子女に該当する。
魔法貴族の出でない者も、魔法学園とは別の学校に通うことはできる。しかしアニーは学校には通わず、ケアード公爵家へとやってきたのが今から五年前。セシリアが二歳のとき。
アニーは最初からセシリア付きだったわけではない。ただセシリアがアニーが大好きだから、この屋敷の仕事に慣れた頃、両親にお願いしたのだ。