大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
「あなたたちが東屋にいると聞いて。仕事も一段落したから、一緒にお茶でもしようかと思ったのだけど……」
「邪魔をしたかな?」
 エレノアの言葉を遮るように、コンスタッドが口を挟んだ。
「いいえ、ちょうどよかったです! お姉さまに聞いてほしいことがあったんです!」
 セシリアの興奮した様子に、エレノアは少したじろいだ。
「どうしたのかしら? セシリアは」
 助けを求めるようにエレノアはシオンに視線を向けるが、シオンも黙って首を横に振る。
「お姉さま。セシリアの隣に座ってください。あ、シング公爵さまはお姉さまから離れて、こちらに」
 セシリアはシオンと向かい合って座っていたが、ちょうどその間にエレノアとコンスタッドが向かい合うように座らせる。
 アニーが黙ってお茶の用意をし、追加でお菓子も並べた。
「お姉さま。聞いてください」
「もう、先ほどからどうしたの? 何をそんなに興奮しているのかしら?」
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