大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
 凛とした眼差しでコンスタッドに説明するエレノアの姿は洗練されており、セシリアは見とれてドキドキしてしまった。
「今はまだ、砂糖を作った食品はいろいろと試作段階ですが、セシリアが言ったように砂糖そのものを固めたものであれば、対応はできるかと」
「いやぁ、君たち姉妹は素晴らしい。その知識量と発想力。いったいどうやってそれらを身につけたのか、非常に興味深い。やはりケアード公爵の教育だろうか?」
 コンスタッドが感心したように声を漏らす。
「ヒントをくれたのはシオンさまです」
「だってさ、シオン。よかったな」
 ニヤリと笑うコンスタッドとは対照的に、シオンはどこか不機嫌そうに黙っていた。
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