大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
工場の入り口で真っ白なエプロンを身につけた四人は、もう一つの扉を開けて奥へと進む。広い空間に、砂糖を作るための道具や魔法具が工程順に並んでいる。
それをエレノアが一つ一つ説明していく。エレノアの姿を見た作業者たちは、ぺこぺこと頭を下げていた。
「エレノア嬢、この黒いものも砂糖なのか?」
コンスタッドが黒糖の存在に気づいた。黒糖は砂糖事業を始めたときから作っているものだ。さとうきびの汁を煮詰めて固めたもの。
ただし、これはあまり外には出回っていない。グラニュー糖を作り始めてからというもの、そちらの需要が高まったためだ。
それでも黒糖は独特の甘味とコクがあり、フェルトンの砂糖を最初から知っている人たちの間では人気があるし、グラニュー糖と比較して製造において手間がかからない。
「食べてみますか?」
まだ固まりきっていない、粘液状の黒糖を少しだけすくった。
「ん? この砂糖はそれほど甘くないが、白い砂糖よりもまろやかでコクがあるような気がする」
シオンもおずおずと食べてみた。彼も何か言いたげだったが、今のシオンはコンスタッドの従者であり、勝手な発言は許されない。
それからケアード公爵領の技術者の自信作、魔法具の遠心分離機も見てもらう。
それをエレノアが一つ一つ説明していく。エレノアの姿を見た作業者たちは、ぺこぺこと頭を下げていた。
「エレノア嬢、この黒いものも砂糖なのか?」
コンスタッドが黒糖の存在に気づいた。黒糖は砂糖事業を始めたときから作っているものだ。さとうきびの汁を煮詰めて固めたもの。
ただし、これはあまり外には出回っていない。グラニュー糖を作り始めてからというもの、そちらの需要が高まったためだ。
それでも黒糖は独特の甘味とコクがあり、フェルトンの砂糖を最初から知っている人たちの間では人気があるし、グラニュー糖と比較して製造において手間がかからない。
「食べてみますか?」
まだ固まりきっていない、粘液状の黒糖を少しだけすくった。
「ん? この砂糖はそれほど甘くないが、白い砂糖よりもまろやかでコクがあるような気がする」
シオンもおずおずと食べてみた。彼も何か言いたげだったが、今のシオンはコンスタッドの従者であり、勝手な発言は許されない。
それからケアード公爵領の技術者の自信作、魔法具の遠心分離機も見てもらう。