大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
そんな姉にチラリと視線を向けたセシリアだが、テーブルの上に並べられた書類を素早く観察する。
(婚約解消を突きつけて、次の日に書類を送ってくるなんて……。だけど、やはりこれは予定より早い)
国王から婚約解消のための資料が送られてくるのは、今日の午後だったはず。それなのにまだ昼前だ。
(もしかして昨日、断罪が始まる前に帰ってきてしまったから……未来が変わってしまった?)
本来の小説の流れであれば、昨日の卒業パーティーの場で、エレノアはイライザをどれだけいじめていたかを晒される予定だった。
(だけど、本当にお姉様がイライザをいじめていたとは限らない。どこかできちんと話が聞ければいいのだけれど……)
セシリアは横目でエレノアを見やる。それからテーブルの上に並べてある”婚約解消の手続きに必要な書類”に視線を向けた。
「もし、婚約を解消するならば、ジェラルド殿下側の落ち度ということで慰謝料を支払うとのことだ」
それが目の前に並べてある書類に記載されている。
「だが、提示された金額はたったのこれだけだ」
そこでバン! と父親がテーブルをたたき付けた。
「まるでエレノアにはこれだけの価値しかないような仕打ちじゃないか」
(婚約解消を突きつけて、次の日に書類を送ってくるなんて……。だけど、やはりこれは予定より早い)
国王から婚約解消のための資料が送られてくるのは、今日の午後だったはず。それなのにまだ昼前だ。
(もしかして昨日、断罪が始まる前に帰ってきてしまったから……未来が変わってしまった?)
本来の小説の流れであれば、昨日の卒業パーティーの場で、エレノアはイライザをどれだけいじめていたかを晒される予定だった。
(だけど、本当にお姉様がイライザをいじめていたとは限らない。どこかできちんと話が聞ければいいのだけれど……)
セシリアは横目でエレノアを見やる。それからテーブルの上に並べてある”婚約解消の手続きに必要な書類”に視線を向けた。
「もし、婚約を解消するならば、ジェラルド殿下側の落ち度ということで慰謝料を支払うとのことだ」
それが目の前に並べてある書類に記載されている。
「だが、提示された金額はたったのこれだけだ」
そこでバン! と父親がテーブルをたたき付けた。
「まるでエレノアにはこれだけの価値しかないような仕打ちじゃないか」