大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
 とにかくフェルトンの街は、精霊と作者都合によって、さとうきびが生息する地域になっているのだ。
 だからだろう。誰も見向きもしないさとうきびが、荒れることなく堂々と育っている。
「素晴らしいわ、ここ……」
「そうね、エレノアの言うとおり」
 母と姉は、自分たちに仕えている精霊を通して、そこにいる精霊と話をしているのだろう。精霊と繊細な関係を築くのは、その二人は得意である。
 父親は精霊と一緒に暴れるといった感じだと、いつの日だったか、母親が面白おかしく教えてくれたのを思い出した。
 セシリアは精霊とどんな関係が築けるのか。それが今から楽しみでもあり、不安でもあった。
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