俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか?
それはスルーして、素敵な笑顔の女将さんと別れてタクシーで予約しておいたビジネスホテルに向かう事にしたが、ここでも健一にしつこく送っていくと言われて、友人の家に行くのだからと何とかかわしてタクシーに乗った。

全く健一には困ったものだ。

ビジネスホテルの隣にはコンビニがあったので下着や化粧品を買って出てくると、人とぶつかりそうになってすみませんと言って顔を上げるとなんと結城研吾だった。

二人して“あ~っ”と声を上げた。

そういえばこの近くに結城グループの本社があるのを思い出した。

「優依さん、こんな時間に
こんな所でどうしたの?」

「遅くなると、私が家に帰るまで祖母が
起きて待っているので今日はマリの所に
泊まると言ってあるんです。
そこのビジネスホテルに泊まるん
ですけどね。えへへ」

と言って照れ笑いする優依の笑顔に研吾は見惚れてしまっていた。

「じゃあ、遅くなったついでに僕の
行きつけのバ―に行きませんか?
会員制なので安心ですよ」

と研吾に誘われて、会員制のバーという単語に優依の好奇心が刺激された。

カクテル1~2杯くらいならいいかと思ってついていく事にした。

今日はお茶漬け専門店や会員制のバーやお初の所ばかりで心が躍る。

お客様のお誘いをすげなく断ることもできない。
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