俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか?
そう言うと優依は秘書室の皆を見回した。

目をそらす人、俯いてしまう人中にはしっかり優依を見て微笑んでいる人もいる。

「何よ偉そうに。仕事もできないくせに
先輩に盾つくんじゃないわよ。
本当なら私が副社長の第二秘書になる
はずだったのに、どっかから突然やって
来て偉そうに言わないで」

「それは申し訳ありません。
偉そうに言ったつもりはありませんが、
私も副社長秘書として副社長を貶める
ようなことを言われては黙っていられません
副社長は結城研吾は女にだらしない人では
ありませんし、私も自分の体を差し出して
この仕事を手に入れた訳では決して
ありません。彼はただ専務から副社長に
昇進したわけではないことは皆さん分かって
いらっしゃると思っていました。
これから大阪と札幌のホテルを底上げし
沖縄に新しくホテルを立ち上げてそれを
成功に導くと言うすさまじい仕事を
課されているんです。そんな副社長を
支えるのも秘書室全体の仕事では
ないのですか?皆さんはそんな副社長を
支える気持ちはないのですか?
私はルミエールの妖精の件で副社長と
一緒に仕事をさせていただいて
その行動力や発想力、スピード感をもって
仕事の判断を下すそんな副社長を近くで
見て尊敬の念を抱きました。
秘書にと誘われたときに彼を支えて一緒に
仕事がしたいと思ってここに来たんです。
あなたは何年ここにいるのですか?
何年副社長を見ているのですか?
彼は本当にあなたの言うような女に
だらしがなくてつい手を出した私に
泣きつかれて秘書に雇うようなそんな
軟弱な男なのですか?
河本さん、大久保さんあなた達も
その場にいましたよね。
何も反論しなかったという事は、
松井さんの言うことに同意したと
いう事ですか?」

「「違います」」

二人は一緒に立上り否定した。

河本は泣きそうな顔をしているし大久保は目がウルウルしている。
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