俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか?
トイレでの事がここまで大きくなってしまって、申し訳ない思いもあるが優依はちゃんと仕事ができる人を皆が認めて、お互いに気持ちよく仕事ができれば皆にも良い事だし、モチベーションも自ずと上がってくるだろうと思っている。

その日の帰り久しぶりに研吾に誘われて夕食を食べた。

「優依はこういうことがあると思って、
一緒に住むのをもう少し後でと言ったのか?」

帰りの車の中で研吾が聞いてきた。

「そうだね。副社長と同棲してる女が副社長
の秘書として入ってきたらそう思われても
仕方がないかなと思うよ。だから、
しばらくは内緒にしておくのがいいと
思ったんだ。二人の事も…梅本さんは
知ってるけど黙っていてくれる人だしね。
一緒に暮らすのも、仕事で結果を少しでも
出さないとね。秘書業務の基礎は梅本さんが
しっかり教えて下さって私は挨拶位しか
秘書室に顔を出さなくて良くてとても
助かってる。梅本様様だよ」

「梅本はすごく信用があるんだな」

と不機嫌そうな研吾の声に

[あらっ、妬いてるの?
研吾って子供みたいなところあるよね。
梅本さんは愛妻家じゃないの。
そんな心配しなくても大丈夫」

そう言ってカラカラと笑う優依に研吾は信号で止まった隙に、素早く口づけた。

「もう油断も隙も無いわね」

そう言いながら、次に泊まった時には優依からキスを返した。

研吾は

「そういう事すると帰したくなくなるだろ」

「何よ。自分からキスしたくせに」

でも優依を家まで送り届けると研吾は名残惜しそうに帰っていった。
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