俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか?
問題は大阪のホテルだ。

築年数も古く外観も手を入れなくてはいけないし、スイートルームもない。

高級なビジネスホテルと言う感じだ。

それはそれでいいかもしれない。

研吾と優依はまずその方向性を検討した。

立地は大阪の中心に位置していて大阪城が客室からは見えるのだ。

でもビジネス街ではないのでビジネスホテルは違うだろうと二人の意見は一致した。

折角の大阪城が見えると言う利点をもっと活かしたい。

和と洋をミックスしたような外観にして、上階のプレミアムルームを二部屋引っ付けてスイートルームを作るべきだと、優依は意見を述べた。

部屋は結構ゆったりと作られているのでもっと高級感を出すべきだと思う。

このホテルの周りを二人で歩いてみたがホテルは価格帯を抑えたものが多いので、部屋もコンパクトに作られているに違いない。

研吾と優依は二つのホテルにターゲットを絞ってそれぞれ泊まってみた。

優依が泊まったホテルは3年前に立ったところで、部屋の中が狭いわりに収納はちゃんと取れている。

ドアを入って右奥の寝室の手前の空間には、腰高までの小さな冷蔵庫とその横に扉がありそこにコーヒーのカートリッジやお茶や紅茶のテイーバックなどが収納されていた。

その上には洗面シンクが設置されていて、カートリッジでコーヒーを淹れる為のマシンが置いてあったり、その上部には収納があってカップやグラス、アイスぺールなどが収納してあった。

ミニマムにまとまった使いやすい仕様になっている。

顔を洗ったり歯磨きなどもこのシンクでするようだ。

つまり洗面室はないのだ。

部屋のドアを開けると左側にトイレとシャワー室とが並んでいる。

バスタブはない。

反対側にはクローゼットと洗面スペースがあって、奥はシングルベッドが二つの寝室だ。

ベッドの足元にはテレビ台が壁一面にあり窓際の方は少し幅が広めになっていてデスクとして使えるようになっている。

このテレビ台にスーツケースが置ける。

テレビ台とベッドの間は50センチ位しかない。

これで二人で泊って2万3千円で朝食がついている。安いけど狭い。

それにしても空間の使い方がうまい。

優依は写真を撮りまくった。

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