俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか?
お昼は30分も過ぎていて、研吾から電話がかかってきた。

今日は午後から会議も入っていなかったが、研吾は取引先への訪問があったのだ。

手土産を頼まれていたので、昨日買っておいたが、自分のデスクの引き出しに入れたままだったことを思い出した。

その旨伝えて謝ると、会長が電話を変わった

「おう研吾か優依ちゃんを引っ張り出したのは
儂だ。あと30分くらいで返すから心配するな。
文句があるなら儂に言え、優依ちゃんを
怒るんじゃないぞ。じゃあな」

と言って切ってしまった。

「研君、楽しすぎて時間を忘れてしまったわ。
もう帰らないと」

「そうだなでもここの黒蜜のわらび餅が
最高にうまいんじゃ。それを食べたら
送っていくよ」

優依は黒蜜のわらび餅と聞いて、そりゃ食べなきゃと言って会長を喜ばせた。

会社に戻ると不機嫌マックスの研吾が優依を待ち構えていた。

「2時間もお昼に抜け出すなんて
たるんどる」

「すいません。つい研君の話が楽しくて
時間を忘れてしまいました」

いくら会長に連れ出されたと言ってもお昼を1時間も超過するなんてありえない。

優依は殊勝な態度で頭を下げた。

「はっ?研君って誰だよ」

「儂じゃよ」

と言って開けてあったドアから会長がニコニコしながら入って来た。
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