俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか?
曾孫が生まれるのが楽しみ過ぎて毎日デパートに行っているらしく桑田にも呆れられてるらしい。

優依に怒られてしゅんとしている爺様は可哀そうだけれど、ここで甘い顔をしたら大変な事になる。

敵は爺様だけではない研吾母も手強いのだ。

そんな訳で優依と研吾は爺様と両親にはむやみに大きなものは買わないでと言った。

買う時は必ず相談する事と釘を刺しておいた。

大きな物と言ったのが失敗で、今度は爺様と研吾母は競って子供服やおもちゃを買いだした。

実際サイズ120まで季節ごとに3人分位はある。

それもほとんどが有名ブランドの子供服なのだ。

優依の服より高そうな子供服を二人は入れ代わり立ち代わり競うように買ってマンションまで突然やって来ては置いていくのだ。

おもちゃなんか同じものが二個あったりする。

冷静で頼りになるのは研吾父のみなので、二人してある日社長室にお願いに行ったのだ。

あの二人の暴走を止められるのは社長しかいない。

何とかしてくれと研吾は父親に泣きついた。

社長は申し訳ないと言って善処してくれることになったので、何とか休みの日のインターフォンが突然なる事はなくなった。

そうして結城家の赤ちゃん狂騒曲は何とか鎮静化した。

社長様様だ。

皆が喜んで待ち望んでくれるのは正直幸せな事なのだが、研吾も優依も何でも与えられ、物があふれる中で子供を育てたくはない。

欲しい物がなければ工夫して遊ぶことを覚えるし、なんでも望むものが手に入るのは当たり前と思うような人間になってほしくない。

優依はそんなふうに子供を育てたくはないと思っている。

それを今度食事会の時にでもきちんと話したいと思っている。

話せばわかってくれるのも結城家の家族の素晴らしい処なのだ。
< 97 / 102 >

この作品をシェア

pagetop