冷酷検事は揺るがぬ愛で契約妻を双子ごと取り戻す

「――琴里」

 名前を呼ばれ、優しいキスを落とされる。目を閉じて甘い感触に身を委ねると、唇の隙間を縫って、彼の舌が割り入ってきた。

 初めての感覚に驚いて、小さく体が跳ねる。

 薄っすらと目を開けたら神馬さんの煽情的な眼差しと視線が絡んで、彼がさらに激しく舌を絡めてきた。

「ん、ふぅ……んっ」
「もっと聞かせてみろ、そのかわいい声……」

 まったりと囁いた彼は、キスを首筋に移動させ、なぞるように舌を這わせた。ぞくぞくする感覚に、自分でも聞いたことのない恥ずかしい声が出る。

 神馬さんの手が浴衣の上から胸のふくらみを包み込んで優しく捏ねる。

 そのうちまどろっこしくなったように浴衣の胸元を開かされ、買ったばかりのブラをぐいっと下にずらされた。彼がこぼれた双丘を鷲掴みにし、突起を口に含む。

「あぁ……や、ん」

 思わず体を捩って、初めての快感を逃そうと必死になる。

 けれど彼は全く手加減してくれなくて、胸を愛撫したまま今度は浴衣の裾から大きな手を忍ばせる。太腿を撫でるうち徐々に中心を目指した彼の指先が、ショーツの隙間から私の中心をたしかめた。

 誰にも、自分でさえ触れたことのない場所を探られて不安と怖さがあったのは最初だけ。

 彼の指に優しく解されていくうちに、思考が蕩けて理性もなくなっていく。

 下腹部が熱くて、もどかしくて、どうにかなってしまいそう。

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