冷酷検事は揺るがぬ愛で契約妻を双子ごと取り戻す
「じゃあ、両方したらもっと幸せだな」
「えっ?」
「……好きだよ、琴里」
蕩けるような甘い目をしてそう囁いた彼が、ゆっくりと腰を引いてから奥を穿つ。
彼の言葉にドキッとしている時に体にまで甘い快感を与えられると、たまらない恍惚感に包まれる。
「鏡太郎さん、それ、ちょっと、想像以上に……あぁっ」
「もっと感じて。俺がどんなにきみを想っているか嫌と言うほど教えるから……好きだ、琴里。好きだ……」
体と心と脳と、どこから先に堕とされてしまったのかわからない。
とにかく私は、鏡太郎さんの愛の言葉を全身に浴びながら、快楽の果てまで連れていかれた。
鏡太郎さんは達した後もしばらく私を抱きしめたまま、キスをしたり髪を撫でたりと、甘い戯れを繰り返す。
このまま時間が止まってしまえばいいのに、と思いながら、彼の裸の胸に鼻を擦りつけた。
「……夕食までにきみを離せる気がしない」
甘い余韻を残したかすれ声に、胸がときめく。『だったら離さないで』と言いたかったけれど、重い女だと思われるのも嫌で、本音は胸にしまったままにする。