冷酷検事は揺るがぬ愛で契約妻を双子ごと取り戻す

「かーい、もう眠くなったの?」

 体を揺らしながら、開の体をトントン叩く。そうしていると、「私を放置するな!」とでも言いたげに、結の泣き声も大きくなる。

「わかってる。ちょっと待っててね、結」

 家に私しかいない時、どちらかを抱っこできない状況は当然あり、どうしても片方を我慢させる状況になる。

 かわいそうだけど仕方がないとある程度割り切って、せめて平等になるように抱っこの順番を変えたりしている。

 私はその状況に慣れっこだけれど、鏡太郎さんは結が泣き続けているのが気になったらしい。スッと立ち上がり、ベッドのそばまでやってきた。

「俺が抱っこしても構わないか?」
「えっ? ええと……」
「慣れていないからますます泣かせる可能性もあるが、泣いている子を見てなにもしないも心苦しい」

 ……それもそうか。自分の子でもそうでなくても、泣いている子を放っておけないのはあたり前だ。

「じゃあ、お願いします」
「結ちゃん……だったな。俺はあまり子ども受けのいい顔ではないが許してくれ」
「0歳児にそんなこと言っても、絶対意味わからないと思いますけど」

 鏡太郎さんのセリフがおかしくて、思わず突っ込んでしまった。

 おっかなびっくりに結を抱き上げた鏡太郎さんが、ようやく横抱きで落ち着かせたところで、ちらりと私を見る。

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