冷酷検事は揺るがぬ愛で契約妻を双子ごと取り戻す

 キスをしながら彼女に覆いかぶさったら、琴里が少し困ったような目をして言った。

「私今日、これ以上の幸せはないって思ったんです。鏡太郎さんと愛を誓って、それを大切な人たちみんなから祝福してもらえて……なのに、もう足りなくなってる」

 潤んだ瞳に本能を煽られる。俺は本当に、琴里のこういう表情に弱い。

「俺が欲しい?」
「……はい」
「えらいぞ、素直に自白して」

 吐息をたっぷり含ませて囁き、キスを落とす。物欲しげに開いた唇に舌を滑り込ませ、淫らな音を立てて激しいキスを繰り返す。

「また足りなくなったらいつだってこうしてやる……。一生、俺だけを欲しがれ。琴里」

 彼女のわがままに応えるように、俺からは激しい独占欲をぶつける。

 双子育児に追われて夫婦の時間を持てるどころではない時期もあったものの、今ではこうして熱く求め合う夜も多く、彼女への愛も欲求も尽きることがない。

 人々の縁に恵まれ、嘘もごまかしもない夫婦になった俺たちの未来は、ハッピーエンド一択だ。                                     





FIN



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