コンネリシャス王国の恋物語2  亡国の王女と心優しい王子の恋
本当ならこの事実があれば元老院の説得も
すぐにできるだろうけれど、苦労を掛けて
申し訳ないけれど、リリーは父の気持ちを
尊重したいと思っている。

きっと父は洞窟を封鎖した時に
ダイヤモンド鉱山の事は公にするつもりは
なかったのだと思う。

でもだからこそリリーにその場所を
知らせたのだと思う。

そこを守るようにという意味を込めて。

リシードシャムは賢い子だった。

8ケ月頃にはもう歩いていて、1歳になると
もう話しができるようになった。

1歳を過ぎると不意に風を起こしたり
火を出したり水で家中を水浸しにしたりした

一番最後に発現したのは土の魔法だ。

庭で遊んでいて誰かに話しかけている
ようなので様子を見に行ったリリーは、
リシードシャムが土でできた土偶のような物
3体と遊んでいるのを見つけた。

その土偶は身長50センチくらいだったが、
リシードシャムの言う事がわかるのか前へ
進めとか止まれとか命令する
リシードシャムの言う通りに
動いているのだ。

リリーはリシードシャムについてはもう
驚かない彼は4属性の魔法がすべて使える
ようなのだ。

リリーは水魔法しか教えてあげられない
けれど、イメージして使うのだと
ジュシード王子に教えられたので、
ほかの魔法も基本は同じだと思う。

ただむやみに面白半分に使わない事を
約束させた。

リシードシャムは父親と同じ髪の色と
目の色をしている。

薄いブルーの瞳と少し黒色の混じった優しい
ブラウンの髪がジュシード王子を彷彿とさせる。

リリーはリシードシャムにお父様は今お仕事で
コンネリシャス王国というところに
いるんだけれど、お仕事が終わったら、
リシードシャムとお母様を迎えに来てくれる
からそれまでは寂しいけれどお母様と二人で
暮らそうねと言っている。

リシードシャムは、デイランがいるから
3人だねとと言った。

デイランが大好きなのだ。

最近デイランに剣の手ほどきを受けるように
なって余計にデイランに心酔している。

デイランがリシードシャムのお父様は私より
強いですよと言ったので、お父様はすごく
強くてかっこいい人なのだと
思っているようだ。
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