コンネリシャス王国の恋物語2 亡国の王女と心優しい王子の恋
リリーの場合はこの先もずっとジュシード王子
に会えないわけではないが、母は父に
そっくりなリリーを見てある時は思い出に
浸って、ある時はもう会えない事を思い
知らされて複雑な思いでリリーを育てて
くれていたのだと母の気持ちが今となっては
身に染みるリリーだった。
そんなリリーの思いを知る由もなく
ジュシード王子とそっくりに笑う息子を
思わず抱きしめた。
「リシ―、土で兵隊さんを作ったの?」
「ちやうよ、お友達をちゅっくたの」
時々したったらずな息子が可愛い。
もうすぐ2歳になるリシ―ドシャムは少し前から
デイランに剣の手ほどきを受けている。
デイランの高くて大きくて広い肩に乗せて
もらうのが大好きなリシ―ドシャムは剣の
手ほどきが終わるといつもご褒美に
デイランは肩に乗せてリリーの所まで
連れてくるのだ。
その楽しそうな様子にリリーまで声をあげて
笑ってしまう。
こんな光景をジュシード王子に見せて
あげたいと心底思う。
でも、もうジュシード王子に会えなくなって
3年程が経つ。
リリーにはやることが一杯で問題も次々に
起こる。
それを何とか解決していきながら、今旨く
言っている特産品の開発と制作にも注視
しなくてはならない。
今ではカメリアの民はそれぞれちゃんとした
家に住み水道や排水の設備も出来て熱い
シャワーにも入れるようになった。
排水は海に流すしかなくてそれぞれの地区で
排水を集めてろ過してから海に流している。
海を汚さないように苦肉の策だ。
海を汚すと真珠の養殖にもかかわってくる。
重油は今ではテレジア共和国ではなく
その隣国のサンバネ王国から買っている。
サンバネ王国には油田があり質も良く価格も
安いのだ。
今は真珠の取引も希望されている。
王宮も前よりはかなり小さいが形が
出来上がってきている。
石を切り出して石積の頑丈な王宮に
なるだろう。
リリー達はまだ小屋住まいだ。
王宮ができればリリーたちの住んでいる
小屋は治療院にする予定だ。
今でも半分は治療院として怪我はリリーが
魔法で直し病気や軽い傷は薬草で作った
塗り薬や飲み薬を渡している。
リリーの作る水と疲労を取る薬草で作る
飲み薬は皆に好評で、テレジア共和国や
サンバネ王国からも売って欲しいと
言われている。
この滋養強壮の薬草はここカメリアだけ
でしか栽培できないようなのだ。
カメリアの土や環境がきっと
特殊なのだろう
花や果物、野菜などは特に育つ速度も
品質もとても良い物が栽培できる。
養蜜も軌道に乗ってきた。
カメリアの花から集められた蜂蜜は、
とてもコクがあって甘い。
カメリアの自慢の蜂蜜だ。
でもまだ、カメリアに他国の人間の入国は
許可していない。
ジュシード王子の計画が元老院に
認められたら、その時にはコンネリシャス王国
の領となるのだから、それまでは他国の入国は
許可できないとリリーは考えている。
それが裏目に出るとはリリーもその時は
分からなかった。
リリーはカメリアに学習院と言う幼児から
12歳くらいまでが通える所を作った。
ゆくゆくは学校の様に専門的な事が学べる
ようにしたいと思っているのだが、今は幼児の
遊びと文字や数に親しむ場所で年齢がいくと
読み書きや算数、カメリアの歴史なども
教えている。
リシ―ドシャムもここに通わせている。
同じ年ごろの子供たちと遊ぶのは楽しいようで
セリアが付き添って連れて行ってくれる。
セリアは子供たちに絵本の読み聞かせも
してくれる。
リシ―ドシャムが生まれる前からリリーの
側にいて出産の時も励ましてくれた。
リシ―ドシャムが産声を上げた時には感動で
大声で泣いて、皆にセリアの泣き声が一番
大きかったと言われていた。
セリアはリシ―ドシャムが可愛くてつい
甘やかしてしまいがちになるのでリリーに
いつもダメなものはダメと言わないと、
皆に慕われる王子にはなれないのよと
言われている。
でもセリアがいてくれることでリリーは
安心して女王としての仕事や会議や
各チームの状況の把握に飛び回れるのだ。
でも週に1日は休みを取ってリシ―ドシャムと
過ごす時間を楽しんでいる。
に会えないわけではないが、母は父に
そっくりなリリーを見てある時は思い出に
浸って、ある時はもう会えない事を思い
知らされて複雑な思いでリリーを育てて
くれていたのだと母の気持ちが今となっては
身に染みるリリーだった。
そんなリリーの思いを知る由もなく
ジュシード王子とそっくりに笑う息子を
思わず抱きしめた。
「リシ―、土で兵隊さんを作ったの?」
「ちやうよ、お友達をちゅっくたの」
時々したったらずな息子が可愛い。
もうすぐ2歳になるリシ―ドシャムは少し前から
デイランに剣の手ほどきを受けている。
デイランの高くて大きくて広い肩に乗せて
もらうのが大好きなリシ―ドシャムは剣の
手ほどきが終わるといつもご褒美に
デイランは肩に乗せてリリーの所まで
連れてくるのだ。
その楽しそうな様子にリリーまで声をあげて
笑ってしまう。
こんな光景をジュシード王子に見せて
あげたいと心底思う。
でも、もうジュシード王子に会えなくなって
3年程が経つ。
リリーにはやることが一杯で問題も次々に
起こる。
それを何とか解決していきながら、今旨く
言っている特産品の開発と制作にも注視
しなくてはならない。
今ではカメリアの民はそれぞれちゃんとした
家に住み水道や排水の設備も出来て熱い
シャワーにも入れるようになった。
排水は海に流すしかなくてそれぞれの地区で
排水を集めてろ過してから海に流している。
海を汚さないように苦肉の策だ。
海を汚すと真珠の養殖にもかかわってくる。
重油は今ではテレジア共和国ではなく
その隣国のサンバネ王国から買っている。
サンバネ王国には油田があり質も良く価格も
安いのだ。
今は真珠の取引も希望されている。
王宮も前よりはかなり小さいが形が
出来上がってきている。
石を切り出して石積の頑丈な王宮に
なるだろう。
リリー達はまだ小屋住まいだ。
王宮ができればリリーたちの住んでいる
小屋は治療院にする予定だ。
今でも半分は治療院として怪我はリリーが
魔法で直し病気や軽い傷は薬草で作った
塗り薬や飲み薬を渡している。
リリーの作る水と疲労を取る薬草で作る
飲み薬は皆に好評で、テレジア共和国や
サンバネ王国からも売って欲しいと
言われている。
この滋養強壮の薬草はここカメリアだけ
でしか栽培できないようなのだ。
カメリアの土や環境がきっと
特殊なのだろう
花や果物、野菜などは特に育つ速度も
品質もとても良い物が栽培できる。
養蜜も軌道に乗ってきた。
カメリアの花から集められた蜂蜜は、
とてもコクがあって甘い。
カメリアの自慢の蜂蜜だ。
でもまだ、カメリアに他国の人間の入国は
許可していない。
ジュシード王子の計画が元老院に
認められたら、その時にはコンネリシャス王国
の領となるのだから、それまでは他国の入国は
許可できないとリリーは考えている。
それが裏目に出るとはリリーもその時は
分からなかった。
リリーはカメリアに学習院と言う幼児から
12歳くらいまでが通える所を作った。
ゆくゆくは学校の様に専門的な事が学べる
ようにしたいと思っているのだが、今は幼児の
遊びと文字や数に親しむ場所で年齢がいくと
読み書きや算数、カメリアの歴史なども
教えている。
リシ―ドシャムもここに通わせている。
同じ年ごろの子供たちと遊ぶのは楽しいようで
セリアが付き添って連れて行ってくれる。
セリアは子供たちに絵本の読み聞かせも
してくれる。
リシ―ドシャムが生まれる前からリリーの
側にいて出産の時も励ましてくれた。
リシ―ドシャムが産声を上げた時には感動で
大声で泣いて、皆にセリアの泣き声が一番
大きかったと言われていた。
セリアはリシ―ドシャムが可愛くてつい
甘やかしてしまいがちになるのでリリーに
いつもダメなものはダメと言わないと、
皆に慕われる王子にはなれないのよと
言われている。
でもセリアがいてくれることでリリーは
安心して女王としての仕事や会議や
各チームの状況の把握に飛び回れるのだ。
でも週に1日は休みを取ってリシ―ドシャムと
過ごす時間を楽しんでいる。