コンネリシャス王国の恋物語2  亡国の王女と心優しい王子の恋
「わかった。デイアならそういうと
思ったよ。じゃあまず僕が感じたこと
なんだけど、同じ轍を踏まないように、
まずは一番近い国テレジア共和国に
表敬訪問して、カメリアに女王が
立ったことを知らせに行かなければ
いけない。後ろにコンネリシャス王国が
控えていると言う事も知らしめて、また
不意打ちを仕掛けられないように楔を
打ち込んでおかないと、安心できない。
明日の話し合いでそれについては
僕から提案しよう。デイアとぼくと
マニュアとデイランは正装で行くぞ。
ピートは船の操縦だ」

「わかりました。テレジア共和国には
何度も殿下を乗せて行った事があるので
港の様子もよくわかっていますので
お任せ下さい」

「できれば明日テレジア共和国に真珠を
持って行って買ってもらえないか
聞いてみるんだ。そしてその金で
早急に必要なものをなるべくたくさん
買ってこよう。長老か誰かどの位の価格
で真珠の取引をしていたか覚えている
者がいればいいんだが」

「それについては殿下の側近で交易を
手伝っていた方がまとめ役の一人に
なっておられました。
確か西地区のガリバーヌ様です。
明日きいてみましょう。
それと手漕ぎのボートを後ろに引いて
いきましょう。なるべくたくさんの
荷物が運べるように」

「そうだな、さすがピートだ。何か他にも
気になることはあったか?」

とジュシードは全員に問いかけた。

まずはピートが口火を切った

「俺は主に船の事や海の事を聞きました。
襲撃を受けたときにどうして南側から
軍船が入ってこなかったのか、
気になっていたんです」

「そうね、私もそれが気になっていたわ」
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