【番外編】イケメン警察官、最初から甘々でした。
拗ね拗ねくん?
オフィスのランチタイム――
暖かい春の日差しが差し込む休憩室で、美香奈はコンビニサンドを片手に、同僚・佐藤美咲に長谷川の話をしていた。
「でさ、その長谷川さんって人がね、めっちゃ真面目で、ちょっと天然っぽいところもあるんだけど、すっごく誠実な人なの」
「誠実って、どう誠実なの?浮気とか絶対しなさそう系?」
「それは断言できると思う。あと、話してると不思議とこっちも本音でしゃべっちゃうような安心感あるっていうか…」
すると、美咲の目がパッと輝いた。
「え、そういうの最高じゃん!紹介して!ぜひ!」
身を乗り出してくる美咲に、美香奈は少し苦笑い。
「うん、でもね……私、長谷川さんの連絡先知らないの。だから一旦、涼介くんに聞いてからってことでいい?」
「もちろん!ありがとう!早く連絡待ってるー!」
その晩、美香奈は仕事帰り、美咲とよく行く小さなイタリアンレストランに足を運んでいた。
お気に入りの窓際の席に座ると、早速美咲が探るような視線を送ってくる。
「でさー、美香奈と涼介くんの生活ってさ、どんな感じなの?やっぱり超甘い?ラブラブ?」
「ちょ、ちょっとは甘いけど……そんなドラマみたいじゃないよ?」
と、苦笑しながらも、涼介が仕事で忙しい時期の話や、最近の温泉旅行のことなど、差し障りのない範囲で話していく。
「え〜いいな〜。警察官彼氏ってだけでカッコいいのに、ちゃんと彼女想いって最高じゃん!」
美咲はフォークをくるくる回しながら、完全にうっとりモード。
美香奈は、そんな美咲を見ながら心の中で思う。
(……長谷川さんと合うといいけどな。美咲ってちょっとテンション高めだし、長谷川さん、びっくりしないかな……)
それでも、もしうまくいけば――
自分たちのように、温かくて穏やかな関係が築けるかもしれない。
そう思うと、美香奈の胸にも、ほんの少しだけ期待が膨らんでいくのだった。
暖かい春の日差しが差し込む休憩室で、美香奈はコンビニサンドを片手に、同僚・佐藤美咲に長谷川の話をしていた。
「でさ、その長谷川さんって人がね、めっちゃ真面目で、ちょっと天然っぽいところもあるんだけど、すっごく誠実な人なの」
「誠実って、どう誠実なの?浮気とか絶対しなさそう系?」
「それは断言できると思う。あと、話してると不思議とこっちも本音でしゃべっちゃうような安心感あるっていうか…」
すると、美咲の目がパッと輝いた。
「え、そういうの最高じゃん!紹介して!ぜひ!」
身を乗り出してくる美咲に、美香奈は少し苦笑い。
「うん、でもね……私、長谷川さんの連絡先知らないの。だから一旦、涼介くんに聞いてからってことでいい?」
「もちろん!ありがとう!早く連絡待ってるー!」
その晩、美香奈は仕事帰り、美咲とよく行く小さなイタリアンレストランに足を運んでいた。
お気に入りの窓際の席に座ると、早速美咲が探るような視線を送ってくる。
「でさー、美香奈と涼介くんの生活ってさ、どんな感じなの?やっぱり超甘い?ラブラブ?」
「ちょ、ちょっとは甘いけど……そんなドラマみたいじゃないよ?」
と、苦笑しながらも、涼介が仕事で忙しい時期の話や、最近の温泉旅行のことなど、差し障りのない範囲で話していく。
「え〜いいな〜。警察官彼氏ってだけでカッコいいのに、ちゃんと彼女想いって最高じゃん!」
美咲はフォークをくるくる回しながら、完全にうっとりモード。
美香奈は、そんな美咲を見ながら心の中で思う。
(……長谷川さんと合うといいけどな。美咲ってちょっとテンション高めだし、長谷川さん、びっくりしないかな……)
それでも、もしうまくいけば――
自分たちのように、温かくて穏やかな関係が築けるかもしれない。
そう思うと、美香奈の胸にも、ほんの少しだけ期待が膨らんでいくのだった。