エリート医務官は女騎士を徹底的に甘やかしたい
12
「俺の相手はニーナじゃないとだめだ、絶対に。俺から離れようとするなんて絶対に認めない。どんな思いでここまでこじつけたと思ってるんだよ」
ブツブツと独り言のようにガイアはつぶやく。え?何?どういうこと?
「ガイア?」
「この前、どうしてこんなに甘やかすんだってニーナは聞いてきただろう?それは俺がニーナのことを好きだからだよ」
……今なんて言ったの?好き?すき?スキ?え?何かの聞き間違いかな?なぜか瞬きが多くなってしまうのを止められないままガイアを見つめると、ガイアは私から目を逸らさずにそのまま話を続けた。
「俺はずっとニーナのことが好きだった。出会った頃は、生意気で可愛げのないめんどくさい女騎士だと思ったよ。でも、俺はニーナが一人で一生懸命騎士として頑張っている姿を見てきた。どんなに怪我しても、どんなに辛いことがあっても、弱音も吐かずに前だけを見て進んでるニーナを見て、応援したいって思ったんだ。そして、いつの間にかどんな時でもそばにいて力になりたい、守りたい、甘やかしたいって思い始めたんだ。そしてその役目は俺だけがいいと思った。他の男にさせたくないって今でも心の底から思ってる」
そう言って、ガイアは私の頬をそっと優しく撫でた。
「ニーナは恋愛にも結婚にも全く興味がなかっただろう。だから、俺もそんなそぶり見せずにただ仕事上のパートナーとしてそばにいられればそれでいいと思っていた。でも、祖母の体調が悪くなって、実家が本気で俺の結婚相手を探し始めて困ったんだ。俺はニーナ以外の人と一緒になるつもりはない。ニーナしか見えてないんだ。だったら、契約結婚でもなんでもいい、ニーナを繋ぎ止めてしまえばいいと思った。祖母の話をすれば、優しいニーナは協力してくれると思ったんだ。そして、その通りになった」
ブツブツと独り言のようにガイアはつぶやく。え?何?どういうこと?
「ガイア?」
「この前、どうしてこんなに甘やかすんだってニーナは聞いてきただろう?それは俺がニーナのことを好きだからだよ」
……今なんて言ったの?好き?すき?スキ?え?何かの聞き間違いかな?なぜか瞬きが多くなってしまうのを止められないままガイアを見つめると、ガイアは私から目を逸らさずにそのまま話を続けた。
「俺はずっとニーナのことが好きだった。出会った頃は、生意気で可愛げのないめんどくさい女騎士だと思ったよ。でも、俺はニーナが一人で一生懸命騎士として頑張っている姿を見てきた。どんなに怪我しても、どんなに辛いことがあっても、弱音も吐かずに前だけを見て進んでるニーナを見て、応援したいって思ったんだ。そして、いつの間にかどんな時でもそばにいて力になりたい、守りたい、甘やかしたいって思い始めたんだ。そしてその役目は俺だけがいいと思った。他の男にさせたくないって今でも心の底から思ってる」
そう言って、ガイアは私の頬をそっと優しく撫でた。
「ニーナは恋愛にも結婚にも全く興味がなかっただろう。だから、俺もそんなそぶり見せずにただ仕事上のパートナーとしてそばにいられればそれでいいと思っていた。でも、祖母の体調が悪くなって、実家が本気で俺の結婚相手を探し始めて困ったんだ。俺はニーナ以外の人と一緒になるつもりはない。ニーナしか見えてないんだ。だったら、契約結婚でもなんでもいい、ニーナを繋ぎ止めてしまえばいいと思った。祖母の話をすれば、優しいニーナは協力してくれると思ったんだ。そして、その通りになった」