【番外編】SP 橘は、“甘やかし専門医”です
ソファに横たわったまま、ぼんやり天井を見ていた紗良。
ふとスマホに視線を戻すと、父からLINEの返信が届いていた。
しかも、送ってからまだ10分も経っていない。
「え、返信早っ……暇なのかな」
そう呟きながらLINEを開くと、そこには父らしい、勢いのある長文が表示されていた。
⸻
《一ノ瀬岳》
おう、分かった。任せとけ!
鶴田先生の件、すぐに調べてみる。政調会経由でルートあるか確認するからな。
それと、橘くんにも直接話を聞こうと思ってる。彼が君のためにどれだけ動いてるか、父親として知っておきたいしな。
デリカシーのない発言は慎むようにする。
俺だって、交際には何も文句ないし、むしろ応援してるつもりだぞ。
何より、橘くんのことは信頼してる。安心しなさい。
⸻
メッセージを読んで、紗良は思わず小さく笑った。
「……全く、お父さんは……」
ありがたい。
心強い。
けれど――
「橘さんに変なこと言わなきゃいいけど……ほんと、それだけが心配」
そう呟いて、ソファに深く沈み込む。
父親の“応援”は嬉しいけれど、時に過剰で、そしてちょっと恥ずかしい。
だけど、橘がこの先の自分の健康に本気で向き合おうとしてくれているのは確かで、それを父が理解しようとしているのも、やっぱり――少し、嬉しかった。
ふとスマホに視線を戻すと、父からLINEの返信が届いていた。
しかも、送ってからまだ10分も経っていない。
「え、返信早っ……暇なのかな」
そう呟きながらLINEを開くと、そこには父らしい、勢いのある長文が表示されていた。
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《一ノ瀬岳》
おう、分かった。任せとけ!
鶴田先生の件、すぐに調べてみる。政調会経由でルートあるか確認するからな。
それと、橘くんにも直接話を聞こうと思ってる。彼が君のためにどれだけ動いてるか、父親として知っておきたいしな。
デリカシーのない発言は慎むようにする。
俺だって、交際には何も文句ないし、むしろ応援してるつもりだぞ。
何より、橘くんのことは信頼してる。安心しなさい。
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メッセージを読んで、紗良は思わず小さく笑った。
「……全く、お父さんは……」
ありがたい。
心強い。
けれど――
「橘さんに変なこと言わなきゃいいけど……ほんと、それだけが心配」
そう呟いて、ソファに深く沈み込む。
父親の“応援”は嬉しいけれど、時に過剰で、そしてちょっと恥ずかしい。
だけど、橘がこの先の自分の健康に本気で向き合おうとしてくれているのは確かで、それを父が理解しようとしているのも、やっぱり――少し、嬉しかった。