【番外編】SP 橘は、“甘やかし専門医”です
航太は、くすぐられて笑い疲れた紗良の髪が乱れているのに気づくと、そっとその髪に手を添えて、手櫛で丁寧に整えてやる。
その指先が優しく触れるたびに、紗良の表情も自然と落ち着いていく。
「……ほんとに、手がかかる」
そう呟いた航太は、ふっと微笑み、紗良の唇に軽く、やわらかなキスを落とした。
頬に残る笑いの余韻と、唇に残るあたたかさ。
紗良が少しぽうっとした目で見上げると、航太はやさしい声で言った。
「寝る準備、しようか」
そのまま、紗良の体をそっと抱き上げる。
紗良が驚きながらも、自然と腕を航太の首に回す。
「お姫様扱いだね」と呟く紗良に、航太は「たまには」と一言だけ返して、ベッドの上にそっと降ろした。
灯りを落とすと、室内は深い静けさとぬくもりに包まれる。
その中で、航太は紗良をそっと抱き寄せ、今までこらえてきた思いをひとつずつ確かめるように、キスを重ねていく。
おでこに、頬に、唇に、首元に——
「大丈夫。もう全部、俺が見てるから」
そう語るように、深く、やさしく、あたたかく。
その夜、紗良は航太の腕の中で、何もかも包み込まれるような安心の中、静かに目を閉じた。
それは、ただ守られるだけではなく、愛されているという確かな実感が紗良の心を満たしていた。
——「これ以上の愛はない」
そう感じたのは、きっと紗良だけじゃなかった。
その指先が優しく触れるたびに、紗良の表情も自然と落ち着いていく。
「……ほんとに、手がかかる」
そう呟いた航太は、ふっと微笑み、紗良の唇に軽く、やわらかなキスを落とした。
頬に残る笑いの余韻と、唇に残るあたたかさ。
紗良が少しぽうっとした目で見上げると、航太はやさしい声で言った。
「寝る準備、しようか」
そのまま、紗良の体をそっと抱き上げる。
紗良が驚きながらも、自然と腕を航太の首に回す。
「お姫様扱いだね」と呟く紗良に、航太は「たまには」と一言だけ返して、ベッドの上にそっと降ろした。
灯りを落とすと、室内は深い静けさとぬくもりに包まれる。
その中で、航太は紗良をそっと抱き寄せ、今までこらえてきた思いをひとつずつ確かめるように、キスを重ねていく。
おでこに、頬に、唇に、首元に——
「大丈夫。もう全部、俺が見てるから」
そう語るように、深く、やさしく、あたたかく。
その夜、紗良は航太の腕の中で、何もかも包み込まれるような安心の中、静かに目を閉じた。
それは、ただ守られるだけではなく、愛されているという確かな実感が紗良の心を満たしていた。
——「これ以上の愛はない」
そう感じたのは、きっと紗良だけじゃなかった。