【番外編】SP 橘は、“甘やかし専門医”です
窓から差し込む弱い光の中で、航太はゆっくりと目を開けた。
すぐさま隣を見ると、紗良は浅い呼吸を繰り返しながら、顔をうっすら赤く染めて眠っていた。
静かに手を伸ばし、紗良の額に触れる。
一熱い。
明らかに、夜より上がっている。
「.....紗良、起きて。ちょっとだけ起きてくれる?」
優しく声をかけながら、航太は体温計を手に取って渡す。
紗良は目をゆっくり開けると、ぼんやりした表情のまま言われるがままに体温計を脇に挟んだ。
ピピッと鳴る音。航太が表示を確認すると、数字は39.7°Cを示していた。
「.....やっぱり上がってる」
航太はすぐに紗良の体をそっと起こし、抱きかかえるように支えた。
「紗良、水飲んだら、着替えようね。病院行く準備しよう」
そう促すと、紗良はぐったりとしながらも、ゆらゆらと身体を揺らし、小さく「.....うん」と頷いた。
けれど、そのままではまたベッドに倒れてしまいそうなほどに、力が入っていない。
航太は腕でしっかり支えながら、目を見つめるようにして声をかける。
「紗良、頑張って。意識、しっかり保って」
腕の中の紗良はかすかに目を動かした。
すぐさま隣を見ると、紗良は浅い呼吸を繰り返しながら、顔をうっすら赤く染めて眠っていた。
静かに手を伸ばし、紗良の額に触れる。
一熱い。
明らかに、夜より上がっている。
「.....紗良、起きて。ちょっとだけ起きてくれる?」
優しく声をかけながら、航太は体温計を手に取って渡す。
紗良は目をゆっくり開けると、ぼんやりした表情のまま言われるがままに体温計を脇に挟んだ。
ピピッと鳴る音。航太が表示を確認すると、数字は39.7°Cを示していた。
「.....やっぱり上がってる」
航太はすぐに紗良の体をそっと起こし、抱きかかえるように支えた。
「紗良、水飲んだら、着替えようね。病院行く準備しよう」
そう促すと、紗良はぐったりとしながらも、ゆらゆらと身体を揺らし、小さく「.....うん」と頷いた。
けれど、そのままではまたベッドに倒れてしまいそうなほどに、力が入っていない。
航太は腕でしっかり支えながら、目を見つめるようにして声をかける。
「紗良、頑張って。意識、しっかり保って」
腕の中の紗良はかすかに目を動かした。