私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「な、なぜバレた……!」
「あのさぁ。私を誰だと思ってるわけ? 未来の天才魔術師だよ? この程度の変身魔法を解除するなんて、余裕なんだから!」
勝ち気な彼女は、キラキラと眩しくて。
すぐさま自分だけのものにしたいと、強く願うほどに。
虜にするどこか、心を奪われていた。
「あんたが弱くちゃ、話にならないよ」
なのに――。
あいつは俺を弱いと称した挙げ句、アルベールのほうが大事だと、呆れたように吐き捨てた。
それがどれほど俺にとっては悲しく、地獄の業火に焼かれるような苦しみを味わう発言なのか。
事情を知らない彼女に、理解を求めるほうが間違いだとわかっていても――。
「アルベールを愛する、貴様など嫌いだ!」
愛を憎しみに変化させた俺は、勢いよく伝えたかった気持ちとは真逆の内容を口にしていた。
――違う。俺は彼女に惹かれている。
あいつよりも大事にしてやる自信があると言えばいいだけだったのに。
どうして俺は、素直になれないんだ?
「あのさぁ。私を誰だと思ってるわけ? 未来の天才魔術師だよ? この程度の変身魔法を解除するなんて、余裕なんだから!」
勝ち気な彼女は、キラキラと眩しくて。
すぐさま自分だけのものにしたいと、強く願うほどに。
虜にするどこか、心を奪われていた。
「あんたが弱くちゃ、話にならないよ」
なのに――。
あいつは俺を弱いと称した挙げ句、アルベールのほうが大事だと、呆れたように吐き捨てた。
それがどれほど俺にとっては悲しく、地獄の業火に焼かれるような苦しみを味わう発言なのか。
事情を知らない彼女に、理解を求めるほうが間違いだとわかっていても――。
「アルベールを愛する、貴様など嫌いだ!」
愛を憎しみに変化させた俺は、勢いよく伝えたかった気持ちとは真逆の内容を口にしていた。
――違う。俺は彼女に惹かれている。
あいつよりも大事にしてやる自信があると言えばいいだけだったのに。
どうして俺は、素直になれないんだ?