私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「あ……。やば……」
「何が」
エルネットもすぐさま、俺の笑顔が凍ったのに気づいたようだ。
低い声で問いかければ、額からはダラダラと冷や汗が流れた。
「ち、違……っ。これは、比べているわけじゃなくて……」
「そんなに、あの男が好きか」
「お、落ち着いてよ……」
「俺の表情から、あいつの面影を探すほどに?」
「ま、待って……!」
「納得できる、理由を述べろ。今すぐに」
俺が視線で射殺せそうなほど強い憎悪を抱いて凄めば、さすがの天才魔術師も恐れ慄いたようだ。
声にならない悲鳴を上げた彼女は、観念したように唇を震わせた。
「ぎゃ、ギャップ、萌え……」
「モエ? なんだそれは。人名か?」
「普段と違うレオドールの姿を目にしたおかげで。胸が、キュンってした……?」
「よくわからんな……。それでは説明不足だ」
「ええ……? これ以上、どう言えと……?」
困惑の色を隠しきれずに惚けるエルネットの姿も、かわいくて仕方がない。
機嫌を持ち直した俺は、彼女に諭すように言葉を紡いだ。
「何が」
エルネットもすぐさま、俺の笑顔が凍ったのに気づいたようだ。
低い声で問いかければ、額からはダラダラと冷や汗が流れた。
「ち、違……っ。これは、比べているわけじゃなくて……」
「そんなに、あの男が好きか」
「お、落ち着いてよ……」
「俺の表情から、あいつの面影を探すほどに?」
「ま、待って……!」
「納得できる、理由を述べろ。今すぐに」
俺が視線で射殺せそうなほど強い憎悪を抱いて凄めば、さすがの天才魔術師も恐れ慄いたようだ。
声にならない悲鳴を上げた彼女は、観念したように唇を震わせた。
「ぎゃ、ギャップ、萌え……」
「モエ? なんだそれは。人名か?」
「普段と違うレオドールの姿を目にしたおかげで。胸が、キュンってした……?」
「よくわからんな……。それでは説明不足だ」
「ええ……? これ以上、どう言えと……?」
困惑の色を隠しきれずに惚けるエルネットの姿も、かわいくて仕方がない。
機嫌を持ち直した俺は、彼女に諭すように言葉を紡いだ。