私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「あとは、俺に任せておけ」
「あんたに、何ができるの……?」
「魔法ラボの連中が、黒魔術を食い止めている間。俺達騎士団も、足で稼いでいた」
「警察、みたいな……?」
「なんだそれは」
体調が万全ではない状況では、咄嗟に思い浮かべる単語が前世の常識になってしまうから困る。
口から飛び出てしまった用語の意味を解説する余裕すらない私は、朦朧とする意識の中――彼に問いかけた。
「成果は、あったの……?」
「ああ。平民達の間で、願いの叶う店が一大ブームを巻き起こしていてな。どうやらそこで、魔女がある魔術を伝授していると突き止めた」
ーーそんな話、魔法ラボでは話題にする余裕すらなかったんだけど……。
それは無理、ないのかも。
同僚達だって私の負担を極力減らすため、必死に黒魔術の進行を抑えようとしているから……。
今じゃ仕事に必要な会話すらもできないくらいに疲弊してるのは、みんな一緒だった。
そう言う意味では、騎士団の存在ってありがたいのかも。
解呪したあとの事情聴取から近隣の聞き込み調査まで、本来は私達の仕事なのに。
そうした雑用を、肩代わりしてくれたんだから……。
「あんたに、何ができるの……?」
「魔法ラボの連中が、黒魔術を食い止めている間。俺達騎士団も、足で稼いでいた」
「警察、みたいな……?」
「なんだそれは」
体調が万全ではない状況では、咄嗟に思い浮かべる単語が前世の常識になってしまうから困る。
口から飛び出てしまった用語の意味を解説する余裕すらない私は、朦朧とする意識の中――彼に問いかけた。
「成果は、あったの……?」
「ああ。平民達の間で、願いの叶う店が一大ブームを巻き起こしていてな。どうやらそこで、魔女がある魔術を伝授していると突き止めた」
ーーそんな話、魔法ラボでは話題にする余裕すらなかったんだけど……。
それは無理、ないのかも。
同僚達だって私の負担を極力減らすため、必死に黒魔術の進行を抑えようとしているから……。
今じゃ仕事に必要な会話すらもできないくらいに疲弊してるのは、みんな一緒だった。
そう言う意味では、騎士団の存在ってありがたいのかも。
解呪したあとの事情聴取から近隣の聞き込み調査まで、本来は私達の仕事なのに。
そうした雑用を、肩代わりしてくれたんだから……。