私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
私は大声で、声を張り上げる。
「魔力を持たない人々は、今すぐ会場から出て!」
なんの前触れもなく、至近距離で金切り声を耳にしたからか。
レオドールは露骨に顔を顰め、不快感を露わにする。
普段であれば、言葉を重ねてきっちりとアフターケアをするが……。
今日は残念ながら、そんなことをしている余裕などなかった。
「私は魔法ラボの天才魔術師、エルネット! この会場で、黒魔術を使う魔女の魔力を確認したの! 全員、今すぐ従って……!」
貴族達が命令に従わず、ざわついている間にも。
黒い靄は人々を覆い隠し――口から体内へと吸収されていく。
呪いが全身に行き渡るまでは、タイムラグがあるけど……。
比較的軽症な人々を浄化するのに魔力を消耗するのは、得策とは言えなかった。
ここにいる貴族のうち、誰か一人でも黒魔術に侵された重症者が現れたら――きっと、助けられないからだ。
「転移魔法が使える者は、魔法ラボと詰所へ向かえ! それ以外の者は魔力量の少ないものから順番に、焦らず退出しろ!」
すぐさま状況を把握したレオドールが、怒声を響かせる。
彼らはなぜ第二王子の命令を聞かないといけないのかと、難色を示しているようだったが――。
「魔力を持たない人々は、今すぐ会場から出て!」
なんの前触れもなく、至近距離で金切り声を耳にしたからか。
レオドールは露骨に顔を顰め、不快感を露わにする。
普段であれば、言葉を重ねてきっちりとアフターケアをするが……。
今日は残念ながら、そんなことをしている余裕などなかった。
「私は魔法ラボの天才魔術師、エルネット! この会場で、黒魔術を使う魔女の魔力を確認したの! 全員、今すぐ従って……!」
貴族達が命令に従わず、ざわついている間にも。
黒い靄は人々を覆い隠し――口から体内へと吸収されていく。
呪いが全身に行き渡るまでは、タイムラグがあるけど……。
比較的軽症な人々を浄化するのに魔力を消耗するのは、得策とは言えなかった。
ここにいる貴族のうち、誰か一人でも黒魔術に侵された重症者が現れたら――きっと、助けられないからだ。
「転移魔法が使える者は、魔法ラボと詰所へ向かえ! それ以外の者は魔力量の少ないものから順番に、焦らず退出しろ!」
すぐさま状況を把握したレオドールが、怒声を響かせる。
彼らはなぜ第二王子の命令を聞かないといけないのかと、難色を示しているようだったが――。