私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「離して!」
「唇を重ね合わせれば……。君も、僕の虜になってくれるよね? そのために、黒魔術をマリンヌから教えてもらったんだから……」
「ぅ……っ!」
解呪に夢中で、自分を守る防御魔法なんてかけている暇が無いない。
その隙をつかれ、闇のオーラが私の全身に纏わりついた。
魔力が急速に吸われていく感覚に慌てた私は、それを相殺するので精一杯。
これはいくら天才でも、一人がこなせる作業量じゃないってば……!
「な、なんで……!」
「僕と一緒に、地獄まで堕ちてくれる?」
「ーー絶対に、嫌……!」
「そっか。なら、仕方ないね……」
泣き言なんて呟いたところで、事態が好転しないのはよくわかっている。
こう言う時は相手が優位に立っていると思わせ、油断したところに渾身の一撃を食らわせるのが一番だ。
ーーこの際、唇くらいくれてやる。
おぞましく蠢く闇の魔力も。
彼のオーラを黒く染めた魔術も。
全部まとめて浄化して、アルベールを正気に戻してみせるんだから……!
「唇を重ね合わせれば……。君も、僕の虜になってくれるよね? そのために、黒魔術をマリンヌから教えてもらったんだから……」
「ぅ……っ!」
解呪に夢中で、自分を守る防御魔法なんてかけている暇が無いない。
その隙をつかれ、闇のオーラが私の全身に纏わりついた。
魔力が急速に吸われていく感覚に慌てた私は、それを相殺するので精一杯。
これはいくら天才でも、一人がこなせる作業量じゃないってば……!
「な、なんで……!」
「僕と一緒に、地獄まで堕ちてくれる?」
「ーー絶対に、嫌……!」
「そっか。なら、仕方ないね……」
泣き言なんて呟いたところで、事態が好転しないのはよくわかっている。
こう言う時は相手が優位に立っていると思わせ、油断したところに渾身の一撃を食らわせるのが一番だ。
ーーこの際、唇くらいくれてやる。
おぞましく蠢く闇の魔力も。
彼のオーラを黒く染めた魔術も。
全部まとめて浄化して、アルベールを正気に戻してみせるんだから……!