私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「ーーなんでもかんでも、一人で解決しようとするな……!」
そう、覚悟を決めた直後のことだった。
低く唸る怒声を耳にした私は、元婚約者が後方に勢いよく引っ張られる姿を目撃する。
「レオドール!」
「ふん……!」
彼は私の前に素早く身体を滑り込ませると、愛剣で黒魔術を一刀両断した。
ーーこのチャンスを、逃すわけにはいかない。
私は急いで自身に宿った魔力を浄化し、中途半端に展開していた魔術を完成させた。
「エルネ・アレ!」
「う……っ。エル、ネット……!」
彼は私の名を口にしながら、頭を抑えてその場に崩れ落ちる。
アルベールはかなり長い間、呻き声を上げて苦しんでいたがーー最終的に黒く染まったオーラは、美しき新緑色に戻っていた。
「貴様は本当に俺が目を離すと、すぐに危機的状況に陥るな」
「こう言う時くらい、もっとかっこいいこと言ってよ!」
「君を庇った。後ろ姿は、見惚れるほど魅力的なはずだが」
「自分で言うなー!」
この自意識過剰男が……。
ちょっと俺様が入っているのに、悪びれもなく言い放つあたりが癪に障って仕方がないんだよね。
そう、覚悟を決めた直後のことだった。
低く唸る怒声を耳にした私は、元婚約者が後方に勢いよく引っ張られる姿を目撃する。
「レオドール!」
「ふん……!」
彼は私の前に素早く身体を滑り込ませると、愛剣で黒魔術を一刀両断した。
ーーこのチャンスを、逃すわけにはいかない。
私は急いで自身に宿った魔力を浄化し、中途半端に展開していた魔術を完成させた。
「エルネ・アレ!」
「う……っ。エル、ネット……!」
彼は私の名を口にしながら、頭を抑えてその場に崩れ落ちる。
アルベールはかなり長い間、呻き声を上げて苦しんでいたがーー最終的に黒く染まったオーラは、美しき新緑色に戻っていた。
「貴様は本当に俺が目を離すと、すぐに危機的状況に陥るな」
「こう言う時くらい、もっとかっこいいこと言ってよ!」
「君を庇った。後ろ姿は、見惚れるほど魅力的なはずだが」
「自分で言うなー!」
この自意識過剰男が……。
ちょっと俺様が入っているのに、悪びれもなく言い放つあたりが癪に障って仕方がないんだよね。