私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「まぁ、いい。貴様を失脚させる手間が省けた」
「団長!」
レオドールはすぐさま口元歪なに笑みを浮かべると、大挙として真正面の入口から押し寄せてきた部下達に命じる。
「黒魔術使用の現行犯だ。あいつを捕えろ」
序列だけで言えば、アルベールのほうが偉いから……。
まさか第二王子から、そんな命令が部下に対して紡がれるなど思いもしなかったのだろう。
四肢を拘束された彼は、力いっぱい声を張り上げた。
「僕は皇太子であり、君の兄でもある!」
「だから、なんだ」
「どうして君は、僕と双子なのに! それほど血も涙もない男に育ってしまったんだ!?」
レオドールは私が婚約を了承してから、少しだけ丸くなったと言うか……。
態度が軟化していたけれど。
それはあくまで、私に対してだけのようだ。
「貴様は数分先に生まれただけで、俺が得られるはずのものを全て手に入れた。性格が歪まないほうがおかしい」
彼は幼少期に耳にした言葉と同じような内容を兄に向かって吐き捨てると、呆然と目を見開くアルベールに別れを告げた。
「団長!」
レオドールはすぐさま口元歪なに笑みを浮かべると、大挙として真正面の入口から押し寄せてきた部下達に命じる。
「黒魔術使用の現行犯だ。あいつを捕えろ」
序列だけで言えば、アルベールのほうが偉いから……。
まさか第二王子から、そんな命令が部下に対して紡がれるなど思いもしなかったのだろう。
四肢を拘束された彼は、力いっぱい声を張り上げた。
「僕は皇太子であり、君の兄でもある!」
「だから、なんだ」
「どうして君は、僕と双子なのに! それほど血も涙もない男に育ってしまったんだ!?」
レオドールは私が婚約を了承してから、少しだけ丸くなったと言うか……。
態度が軟化していたけれど。
それはあくまで、私に対してだけのようだ。
「貴様は数分先に生まれただけで、俺が得られるはずのものを全て手に入れた。性格が歪まないほうがおかしい」
彼は幼少期に耳にした言葉と同じような内容を兄に向かって吐き捨てると、呆然と目を見開くアルベールに別れを告げた。