私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
それは絶対に嫌だと首を振れば、あいつは真面目な顔をして言い放つ。
「これでエルネットは、名実ともに俺のものだ。もう、誰にも奪わせない」
「ちょ、ちょっと待ってよ。私の気持ちは?」
「聞くまでもない。当然、俺に惚れているだろう」
「その自信は、一体どこから……?」
「魔術を使って嫌がらないのが、その証拠だ」
「それは!」
レオドールが助けに来てくれたおかげで、魔力はまだ半分くらい残ってはいるけど……。
こんな状況で魔術を使って抵抗なんて、しないでしょ。
一応、感謝はしているんだから……。
「早く認めておけ」
「ちょっと、待ってよ……」
「後悔する前にな……」
「だから、私は……!」
私の気持ちはだいたい伝わっているんだから。
答えを急かさなくたって、いいじゃん。
想いを通じ合わせるなら、誰が見ているかわからないところじゃなくてーー2人きりになれる場所がいい。
「お姉さま……」
ほら。プロポーズはムードが大切だって言うし……?
――そうやって自分に都合のいい主張を、頑なに続けるのがよくなかったと気づいたのは、後方から鈴の音が鳴くような声が聞こえたあとだった。
「これでエルネットは、名実ともに俺のものだ。もう、誰にも奪わせない」
「ちょ、ちょっと待ってよ。私の気持ちは?」
「聞くまでもない。当然、俺に惚れているだろう」
「その自信は、一体どこから……?」
「魔術を使って嫌がらないのが、その証拠だ」
「それは!」
レオドールが助けに来てくれたおかげで、魔力はまだ半分くらい残ってはいるけど……。
こんな状況で魔術を使って抵抗なんて、しないでしょ。
一応、感謝はしているんだから……。
「早く認めておけ」
「ちょっと、待ってよ……」
「後悔する前にな……」
「だから、私は……!」
私の気持ちはだいたい伝わっているんだから。
答えを急かさなくたって、いいじゃん。
想いを通じ合わせるなら、誰が見ているかわからないところじゃなくてーー2人きりになれる場所がいい。
「お姉さま……」
ほら。プロポーズはムードが大切だって言うし……?
――そうやって自分に都合のいい主張を、頑なに続けるのがよくなかったと気づいたのは、後方から鈴の音が鳴くような声が聞こえたあとだった。