私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「皇太子を誑かしただけでは飽き足らず、第二王子の愛も拒むんですか……?」
「ま、マリンヌ……」
「本当に、欲張りですね。わたしからすべてを奪っておいて。みんなの人生をめちゃくちゃにした。さすがは悪役令嬢です」
突如姿を表した妹は、彼女の口から語られるはずのない単語を、満面の笑みで堂々と発した。
――どう言う事?
悪役令嬢なんてワードは、普通にこの世界で暮らしていたら絶対耳にするような話じゃないのに。
まさか、妹も……。
うんん。そんなわけがない。
私は脳裏に浮かんだ疑問をすぐさま否定すると、平然さを装い彼女に問いかけた。
「お、落ち着いて。マリンヌ……。一体、なんの話……?」
「あなたも気づいているんでしょう? ここが乙女ゲームの中だって。ヒロインはわたし。みんなから愛されるのも、幸せになれるのも、わたしだけのはずだった! なのに……!」
妹はまるで断崖絶壁に追い込まれた犯人のように、次々と衝撃的な発言をした。
だけど、前世の記憶を持たないレオドールにとっては、ただ耳障りで意味不明な主張を繰り返しているようにしか聞こえないのだろう。
彼は露骨に眉を顰め、いつ襲いかかってきてもいいように警戒していた。
「ま、マリンヌ……」
「本当に、欲張りですね。わたしからすべてを奪っておいて。みんなの人生をめちゃくちゃにした。さすがは悪役令嬢です」
突如姿を表した妹は、彼女の口から語られるはずのない単語を、満面の笑みで堂々と発した。
――どう言う事?
悪役令嬢なんてワードは、普通にこの世界で暮らしていたら絶対耳にするような話じゃないのに。
まさか、妹も……。
うんん。そんなわけがない。
私は脳裏に浮かんだ疑問をすぐさま否定すると、平然さを装い彼女に問いかけた。
「お、落ち着いて。マリンヌ……。一体、なんの話……?」
「あなたも気づいているんでしょう? ここが乙女ゲームの中だって。ヒロインはわたし。みんなから愛されるのも、幸せになれるのも、わたしだけのはずだった! なのに……!」
妹はまるで断崖絶壁に追い込まれた犯人のように、次々と衝撃的な発言をした。
だけど、前世の記憶を持たないレオドールにとっては、ただ耳障りで意味不明な主張を繰り返しているようにしか聞こえないのだろう。
彼は露骨に眉を顰め、いつ襲いかかってきてもいいように警戒していた。