私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「もう。なんなの!? 私がせっかく、付き合ってあげているのに。そんなにわがままを言うならーー」
「エルネット」
――我慢しきれず、爆発する。
苛立ちを隠しきれずに声を荒らげれば、ふと名前を呼ばれた。
今度はなんだと、顔を上げれば――唇を塞がれた。
「よそ見をするな。俺だけを見つめ、俺だけを愛し、俺だけに尽くせ」
「注文、多すぎない?」
「これでも、うちに秘めたる欲望の一ミリも表に出していないが」
「えぇ……」
さすがにその欲望とやらの詳細を、聞く気にはなれなかった。
レオドールは成人済みだけど、私はまだ未成年だからね。
口づけより先のあれこれは、もう少しあとになってからじゃないと困るので。
「レオドールは、私が好きで好きで堪らないんだ?」
「ずっとそう、言っている」
「いや。伝わってなきゃ、意味がないよ……」
なんだか甘い空気を醸し出されているけれど。私の両手首はいまだに、拘束されたままだ。
ーーまるで私が、悪いことをしているみたいじゃん……。
さっさとこれを外してもらうためにも、素直にならなくちゃ。
「エルネット」
――我慢しきれず、爆発する。
苛立ちを隠しきれずに声を荒らげれば、ふと名前を呼ばれた。
今度はなんだと、顔を上げれば――唇を塞がれた。
「よそ見をするな。俺だけを見つめ、俺だけを愛し、俺だけに尽くせ」
「注文、多すぎない?」
「これでも、うちに秘めたる欲望の一ミリも表に出していないが」
「えぇ……」
さすがにその欲望とやらの詳細を、聞く気にはなれなかった。
レオドールは成人済みだけど、私はまだ未成年だからね。
口づけより先のあれこれは、もう少しあとになってからじゃないと困るので。
「レオドールは、私が好きで好きで堪らないんだ?」
「ずっとそう、言っている」
「いや。伝わってなきゃ、意味がないよ……」
なんだか甘い空気を醸し出されているけれど。私の両手首はいまだに、拘束されたままだ。
ーーまるで私が、悪いことをしているみたいじゃん……。
さっさとこれを外してもらうためにも、素直にならなくちゃ。