私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
レオドールはお供もつけず、一人で黙々と模造刀を振るっていた。
いくら第二王子といえども、正当な血を受け継ぐ王族なんだよね? いくらなんでも、不用心すぎない? アルベールには、ぞろぞろと護衛騎士から従者まで、山ほど周りを彷徨いているのに……。
「皇太子と第二王子って、こんなに扱いが違うの?」
「うん……」
「なんか、酷くない? 双子なんでしょ? こう言うの、よくないよ……」
「それは……」
アルベールが何かを言いたげに、弟へ視線を移した時だ。
レオドールが、私達に気づいた。
彼は兄の喉元に剣の切っ先を突きつけると、低い声で威嚇する。
「わっ。あ、危な……!」
「帰れ」
彼が手にしているのは、模造刀だ。
それが肌にぶつかったところで、大きなダメージにはならないだろうが……。
もしものことを考え、許嫁を守るように魔術障壁を発動させれば。
レオドールは私とアルベールが手を繋ぐ姿を視界に捉え、露骨に嫌そうな顔をした。
「ちょっと! その言い方はないでしょ? せっかく私達が、会いに来たのに!」
「ありがた迷惑だ」
私の魔術障壁を、模造刀では打ち破れないと判断したようだ。
彼は武器から手を離すと、こちらに背を向けた。
いくら第二王子といえども、正当な血を受け継ぐ王族なんだよね? いくらなんでも、不用心すぎない? アルベールには、ぞろぞろと護衛騎士から従者まで、山ほど周りを彷徨いているのに……。
「皇太子と第二王子って、こんなに扱いが違うの?」
「うん……」
「なんか、酷くない? 双子なんでしょ? こう言うの、よくないよ……」
「それは……」
アルベールが何かを言いたげに、弟へ視線を移した時だ。
レオドールが、私達に気づいた。
彼は兄の喉元に剣の切っ先を突きつけると、低い声で威嚇する。
「わっ。あ、危な……!」
「帰れ」
彼が手にしているのは、模造刀だ。
それが肌にぶつかったところで、大きなダメージにはならないだろうが……。
もしものことを考え、許嫁を守るように魔術障壁を発動させれば。
レオドールは私とアルベールが手を繋ぐ姿を視界に捉え、露骨に嫌そうな顔をした。
「ちょっと! その言い方はないでしょ? せっかく私達が、会いに来たのに!」
「ありがた迷惑だ」
私の魔術障壁を、模造刀では打ち破れないと判断したようだ。
彼は武器から手を離すと、こちらに背を向けた。