私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
――ここで選択師を間違えたら、一発アウト。
断頭台まっしぐらとか、勘弁してよ!
あいつに一方的な愛をぶつけられるのが嫌で、ようやく逃げた先でもこんなふうに身の危険を感じる羽目になるなんて……! 私にどうしろって言うの!?
そう怒り狂いたくなる気持ちをぐっと堪え、私は妹の姿を観察する。
ーー痩せ細った身体。青白い頬。
マリンヌはずっと、この部屋で一人きり。
こちらの状況など、アルベールが告げぬ限りはよく知らないのだから。
彼女に言いようのない怒りをぶつけ、追い詰めるなんて。
そんなこと、絶対にしてはいけないと思うから……。
「うん。アルベールから聞いたよ。ごめんね? 今まで知らなくて。もう、邪魔はしないから……」
私は最大限、この子に寄り添う姿勢を見せたのだがーー。
どうやら、この発言はマリンヌの地雷を踏んだらしい。
「だったらどうして、二人きりで会ったんですか……?」
彼女は桃色の瞳を潤ませ、私に問いかけた。
許嫁を解消するには、彼の口から直接話を聞かなくてもよかったはずだとーーそう言いたいのだろう。
断頭台まっしぐらとか、勘弁してよ!
あいつに一方的な愛をぶつけられるのが嫌で、ようやく逃げた先でもこんなふうに身の危険を感じる羽目になるなんて……! 私にどうしろって言うの!?
そう怒り狂いたくなる気持ちをぐっと堪え、私は妹の姿を観察する。
ーー痩せ細った身体。青白い頬。
マリンヌはずっと、この部屋で一人きり。
こちらの状況など、アルベールが告げぬ限りはよく知らないのだから。
彼女に言いようのない怒りをぶつけ、追い詰めるなんて。
そんなこと、絶対にしてはいけないと思うから……。
「うん。アルベールから聞いたよ。ごめんね? 今まで知らなくて。もう、邪魔はしないから……」
私は最大限、この子に寄り添う姿勢を見せたのだがーー。
どうやら、この発言はマリンヌの地雷を踏んだらしい。
「だったらどうして、二人きりで会ったんですか……?」
彼女は桃色の瞳を潤ませ、私に問いかけた。
許嫁を解消するには、彼の口から直接話を聞かなくてもよかったはずだとーーそう言いたいのだろう。