私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
ーー何それ。これ、詰んでない?
アルベールを起点にして複雑に4人が絡み合っているせいで、彼の行動次第ではあっちもこっちも大騒ぎになるのは間違いなかった。
「お姉さまはまだ、殿下のことが好きなんですね……」
「ち、違うよ! 落ち着いて!」
「では……。第二王子が、好きなのですか……?」
「いや、それも……」
「やっぱり、お姉さまは酷い人です……」
マリンヌは瞳を潤ませ、私を責める。
妹がいつからアルベールと愛し合っているのかは、知らないけどさぁ……。
ここでレオドールが好きなんて口を滑らせでもしたら、あいつが大喜びして何をするかわかったもんじゃない!
どれほど罵倒されようが、絶対に好きだと認めるわけにはいかなかった。
「二人に愛されても、まだ足りないなんて……」
「ご、誤解だって! 何かの間違いだよ!」
「本当に?」
「うん! 殿下と許嫁になったのは、親同士が勝手に決めただけ! 第二王子とだって、めちゃくちゃ不仲なんだから!」
私が必死に否定を続ければ。
ようやく妹は、納得してくれたみたい。
こちらから視線を外すと、どこか悲しそうな表情であいつの身を案じた。
アルベールを起点にして複雑に4人が絡み合っているせいで、彼の行動次第ではあっちもこっちも大騒ぎになるのは間違いなかった。
「お姉さまはまだ、殿下のことが好きなんですね……」
「ち、違うよ! 落ち着いて!」
「では……。第二王子が、好きなのですか……?」
「いや、それも……」
「やっぱり、お姉さまは酷い人です……」
マリンヌは瞳を潤ませ、私を責める。
妹がいつからアルベールと愛し合っているのかは、知らないけどさぁ……。
ここでレオドールが好きなんて口を滑らせでもしたら、あいつが大喜びして何をするかわかったもんじゃない!
どれほど罵倒されようが、絶対に好きだと認めるわけにはいかなかった。
「二人に愛されても、まだ足りないなんて……」
「ご、誤解だって! 何かの間違いだよ!」
「本当に?」
「うん! 殿下と許嫁になったのは、親同士が勝手に決めただけ! 第二王子とだって、めちゃくちゃ不仲なんだから!」
私が必死に否定を続ければ。
ようやく妹は、納得してくれたみたい。
こちらから視線を外すと、どこか悲しそうな表情であいつの身を案じた。