私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「求婚されていたではないか」
「あれはあいつが一方的に、言い寄ってきているだけで……」
「埒が明かんな」

 ガデムはあいつが、師匠と崇める魔術師だし? 部下であり妹のような存在の私よりも、レオドールの肩を持つのは当然なんだよね。
 ここでも噛み合わない会話を続ける羽目になるのかなぁとぼんやり思えば、ラボ長は有無を言わさぬ表情で私の提案を棄却した。

「どちらも却下だ」
「なんでよ!? 私のお兄ちゃんなんでしょ!?」
「我は妹と同じくらい、弟を大切に思っておるのだ」
「あいつは、息子じゃないんだ?」
「我とレオドール殿下の年の差を、いくつだと思っておる」

 ええと……。私とは十七歳差でしょ? 
 あいつは私より、三歳年上だから……。
 二十歳差か。ギリギリ……。
 あー、でも、年齢的には無理があるか……。
 ラボ長が十三歳の時、レオドールが産まれてるから。
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